早いもので、つい先日、甲子園の決勝が終わったばかりのような気がしますが、既に各校の来春のセンバツ大会を目指す戦いが始まっています。
今日は秋季県大会2回戦、船橋市民球場で行われた
佐倉高対千葉経済大付属高の一戦を見てきました。
佐倉高といえば、長嶋茂雄さんの母校(長嶋さん在校時は佐倉一高)として名高い学校ですね。また、野球部の創立は1896年まで遡るらしく、これは県内最古だということです。ただし、未だ甲子園出場を果たしたことはありません。
一方の千葉経済大付属高(以下経大付高)は、県内強豪私学の一角を占め、過去5回甲子園に出場しています。特に初出場の2004年夏にはダルビッシュ投手を擁する東北高に延長の末、競り勝ったのをご記憶の方も多いのではないでしょうか。カープの丸選手の母校でもありますね。
そんな両校の対戦ですので、経大付高がやや有利かと思われましたが、結果はスコアボードをご覧の通り、佐倉高が接戦を制してベスト16進出を決めました。
序盤は両チームとも守備ミスが多く、荒れた試合になるかと思いましたが、3回に経大付高のエースナンバーを付けた安藤投手が登板したあたりから、展開が落ち着いてきました。
5回に坂本選手の2ランで一度は逆転した経大付高ですが、7回に安藤投手がつかまり再逆転されると、佐倉高左腕の吉岡投手の軟投にかわされ、無念の敗戦となってしまいました。
しかし、安藤投手の真上から投げ下ろすストレートの球威はなかなかのもので、スコアボードには球速表示がなかったので正確にはわかりませんが、おそらく140K以上は出ていたと思います。一冬みっちり鍛えれば、来年はかなり楽しみな投手になっているのではないでしょうか?
佐倉高の方は、実力で優る相手に右の東海林、左の吉岡の両投手が丁寧に低めを突いて粘り強い投球をしました。捉えられた当たりが野手正面に飛ぶ幸運にも助けられましたが、接戦を逃げ切っての見事な勝利だったと思います。
また、左肩にあるピンク色の桜エンブレムが特徴的なオシャレなユニフォームですね。
次の対戦相手は本命の習志野、正直勝つのは厳しいと思いますが、二人の軟投派投手が今日のような丁寧な投球をして、守備にミスがなければ活路が開けるかもしれません。
健闘を期待します。
経大付高は、やはり予想外の敗戦だったのでしょうか?、ゲーム終了後のスタンド裏では、監督の訓話を聞きながら多くの選手が号泣状態でした。
こちらも気を取り直して、来年の夏に向け精進努力を期待したいですね。