【M4-12L】最終戦2019

まさかこんな試合になるとは・・・
二木投手、立ち上がりは良かったんですけどねぇ。ストレートの球速は145K以上出ていましたし、変化球も低めに決まって相手の1~3番にまともなバッティングをさせていなかったのですが・・・

大いに期待がふくらんだ2回、一死一塁から外崎選手に盗塁を決められ、どうしても先制されたくない気持ちから焦りが出たのかなぁ?
でもあの盗塁、田村捕手がボールを取り損ねてしまいましたが、ランナーのスタートはそれほど良くなかっただけに、田村が普通に捕って投げていればアウトだったのではないでしょうか?
その後、荻野選手のらしからぬエラーもからんで一挙5点。相手は優勝目前のチームだけに、勢いに乗る一方でしたね。

ただ、ある意味今季のライオンズ戦を象徴するようなゲームでもありました。
相性云々というより、はっきりとした実力差を感じます。

ライオンズは4年前には、マリーンズとAクラスを争っていたはずですが、今や大差がついてしまいました。
中村選手や浅村選手といったリーグ屈指のスラッガーが健在のうちに、山川選手や森選手といった、彼らに勝るとも劣らない長距離砲を育成してきた志の高さは素晴らしい!!
今年はマリーンズもホームランが大分増えましたが、要因はレアード選手の加入と球場が狭くなったことですから、その内容は雲泥の差があると思っています。

出塁率の高い一二番。破壊力抜群の中心打者達。そしてしぶとい下位打線。打線の王道というか、80~90年代の黄金期のライオンズが甦ったかのようです。
そして、地元埼玉のファンの熱烈ぶりは、当時とは比較になりません。
当時は西武グループの一つの会社のような感じでしたが、今はすっかり地域のファンを取り込んで地元に愛されるチームになっていますね。

ライオンズナイン、埼玉のファンの方々、優勝おめでとうございます!!
千葉のマリーンズファンとしては本当に悔しいのですが、いかんせんチーム力に差がありすぎました。
スラッガーを何人も抱えているだけでなく、秋山選手や源田選手、外崎選手のような機動力を使える選手もいますし、弱体と言われた投手陣もセットアッパーの平井投手やクローザーの増田投手を中心に接戦を勝ち切ってきました。
今年は投打の主軸だった菊池投手と浅村選手が抜けながら、この成績ですから、いかに選手層が厚かったかということですね。
優勝するにふさわしいチームだったと思います。

正直、マリーンズがライオンズやホークスのような地力のあるチームに追いついていくのに、あと何年かかるんだろう?という感じがします。
今年、それでも去年よりマシな成績だったのは、前半レアード、後半マーティンの両外国人の活躍と、開幕当初、レギュラーを外されかけた荻野・大地両選手の奮起によるものというところではないでしょうか?
若手の野手達が彼らを脅かして、引導を渡すぐらいに成長しないと、なかなか安定して上位にいられるチームにはなっていかないように思います。

今年、チャンスがありながら生かせなかった平沢選手。ファームで鍛えている最中の安田選手や藤原選手といったドラ1組の他にも、プロ1号を放った香月選手や二軍で頭角を表しつつある山口選手・・・

来年、彼らがすぐに山川・森クラスの打棒を振るうとはさすがに思えませんが、一人でも二人でも一軍定着を果たして、常に優勝戦線にいられるチームになるための足掛かりの年としてほしいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です