2019千葉球界10大ニュース

毎年思うことですが、年々一年が過ぎるのが早くなっていくように感じます(笑)
今年は大きな台風が二つあり、千葉県内では特に大きな被害がありました。
県としては、あまり良い年とはいえませんでしたね・・・
ただ一方、こと野球に関しては、習志野高やJFE東日本の野球部が全国大会で大奮闘を見せ、大いに県内を盛り上げてくれました。
私見ではありますが、今年もまた県球界10大ニュースを選んでみたいと思います。

1.習志野高、春センバツ準優勝
昨秋の関東大会ではベスト4止まり、特に本命視されていたわけでも何でもありませんが、接戦をことごとくモノにして決勝まで勝ち上がった戦いぶりは見事でした。
特にスクイズやダブルスチールを駆使して一点を取りに行く執念は本当に凄かった。
惜しくも県勢初のセンバツ制覇はなりませんでしたが、県民だけでなく、全国の野球ファンの心を震わせるゲームを何度も見せてくれたと思います。

2.千葉市・JFE東日本、都市対抗初優勝
昨年は全国大会の出場がなかったJFEですが、捲土重来、南関東予選を第一代表で勝ちあがると、都市対抗本戦では初戦で昨年覇者の大阪ガスを延長タイブレークの末に振り切り、勢いに乗りました。
元プロ初の橋戸賞を獲得した須田投手の獅子奮迅の投球も見事でしたが、多くのゲームで先発を努めた本田投手も安定感がありました。
ドラフトで指名がなかったのは個人的には少し意外でしたね。
ただ、県勢として1975年の千葉市・電電関東以来の優勝。決勝のトヨタ戦も投打が噛み合い、打者の力強いスイングが目立った素晴らしい内容でした。

3.千葉ロッテマリーンズ、3年ぶりのCS出場ならず
アマチュア組が全国の舞台で大健闘しているのを横目に?
3年ぶりのCS出場にあと一歩と迫ったマリーンズでしたが、最後はイーグルスにかわされました。
今年は多くの若手投手達が頭角を現し、長年の課題だった打線の長打力不足も解消の兆しが見えたシーズンでしたが、まだまだ力不足ということですかね?
来年、一層の奮起を期待します。

4.福浦選手引退
昨年2000本安打を達成した福浦選手、今年はコーチ兼任として二軍で若手の指導に注力していたようですが、9月23日には引退試合が行われ、ヒットこそなかったものの、最後の打球(ファーストライナー)に飛びついてナイスキャッチ!!劇的な幕切れになりましたね。
習志野高から入団しマリーンズ一筋、26年にわたる現役生活。おつかれさまでした。

5.習志野-星稜、とんだ場外戦
前述した習志野高のセンバツでの大健闘ですが、何とも後味の悪いゲームがありました。
本命視された星稜と2回戦で当たった習志野でしたが、少ないチャンスを生かして挙げたリードをエース飯塚投手の気迫溢れる投球で見事に守り切り、下馬評を覆して3-1で勝利します。
ただ、星稜の林監督は習志野に「サイン盗み」があったとして、試合終了後に習志野ベンチに乗り込み激高抗議をするという前代未聞の騒動となってしまいました。
林監督は習志野ナインのどのようなジェスチャーがサイン盗みに当たっていたのか、週刊誌上でも具体的に明らかにされなかったので、何ともモヤモヤ感が残りました。
習志野ナインが精神的な動揺を見せずに、前述したような素晴らしい戦いぶりで準優勝を果たしたのは救いではあったのですが・・・

6.マリーンズ、佐々木朗希投手獲得
いやはや、ここ数年恐るべきクジ運の強さです(笑)
マリーンズ、4球団競合のドラ1で見事佐々木投手を引き当てました。
岩手県予選決勝での登板回避が物議を醸し、スタミナ面、メンタル面が不安視される同投手ですが、高校生時点の能力の埋蔵量の高さは疑う余地もありません。
大事に、しかし甘やかさずに大きく育ててほしいですね。

7.城西国際大、千葉リーグ春秋連覇
ここ数年、本命国際武道大、対抗東京情報大という図式が続いていた千葉大学野球リーグでしたが、今年は城西国際大が春秋を連覇しました。
春は武道大、情報大との三つ巴となり、多分に棚ぼためいた?優勝でしたが、秋は10勝1敗。全チームから勝ち点を上げる見事な独走劇でした。
また、秋の横浜市長杯争奪戦でも東海大を破り優勝。神宮大会ベスト4進出も立派でした。
来年は武道大、情報大の巻き返しも含めて楽しみです。

8.かずさマジック新監督に渡辺俊介氏
今年は都市対抗、日本選手権とも予選敗退。悔しいシーズンとなった君津市の日本製鉄かずさマジックですが、新監督に現コーチで、かつてのマリーンズのサブマリンとして2度の日本シリーズ制覇に大きく貢献した渡辺俊介氏が就任するとのこと。
元プロがアマチームの指導者になることは、もう珍しくありませんが、同氏は日本では高校・大学・社会人を経てNPB入り、マリーンズ退団後は米独立リーグの経験もあります。
指導者としての引き出しは多そうに思います。期待したいですね。

9.マリーンズ、球団発足以来の?積極補強
今年のストーブリーグ、主役となったのはマリーンズとイーグルスでした。
FAやその補償、金銭トレードなどで両チーム間で計7名がチームを入れ替わることになりました。
元カープのジョンソン投手獲得も含めて、おそらくこれだけ積極的に動いたのは球団発足後初めてではないですかね?
前身球団ということで言えば、はるか昔の1950年、毎日オリオンズが別当氏、土井垣氏といったタイガースの主力選手を大量引き抜きなんてこともあったようですが、親会社がロッテになってからは、これまでなかったと思います。
結果の良し悪しはともかく、フロントがやる気を見せていますから、来季は現場組が応える番ですね。

10.高校野球秋季関東大会、県勢は4強進出ならず
私見の10大ニュースの最後は残念な話題となってしまいました。
群馬県で行われた高校野球秋季関東大会、千葉県からは県大会優勝の習志野、準優勝の拓大紅陵が出場しましたが、ともに4強進出はならず、来春センバツへの出場は絶望的となっています。
両校とも気を取り直して夏を目指した練習に励んでいると思いますが、ともにブラスバンドのレベル・オリジナリティの高さでは定評があります。
甲子園での両校の応援合戦、聴きたかったですね・・・

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