【M7-3H】1970年のロッテオリオンズ

いやぁ、強い!!
今のマリーンズは、ホークスを完全に格下扱いにしていますね。
2点先制されながらも、慌てず騒がず、何やら予定通りといった風情であっさり逆転。
ちょっと負ける気がしない感じですね。土日のゲームも大いに期待できそうです。

これでチームは単独首位に浮上。8月の単独首位というのは、何と1970年以来、50年ぶりとのことです。
ロッテ球団としては1974年、2005年にもリーグ優勝と日本シリーズ優勝を成し遂げていますが、74年は前後期制。プレーオフで阪急ブレーブスを下しての優勝でしたし、05年はレギュラーシーズン2位でしたからね。

その70年ですが、球団運営自体はロッテではなく永田オーナーの大映が行っていて、いわばロッテは名義貸しのような形だったようです。
そして本拠地は「光の球場」と謳われた東京スタジアム。
二層式の内野スタンド、内野にも天然芝が敷き詰められたフィールド。当時としては先進的な球場だったようですが、客入りは悪かったようですね。

シーズンは2位南海に10.5ゲーム差をつけての独走優勝。
投手陣の中心は成田文男さんと木樽正明さん。
野手陣は、有藤道世さんや山崎裕之さん、それにアルトマン選手を中心に、榎本喜八さんもまだ健在だったようです。

投打のバランスがとれたなかなかの好チームだったようですが、日本シリーズでは1勝4敗でジャイアンツに完敗。
当時はジャイアンツのV9の真っ只中。パリーグの優勝チームがそれほど注目されることもなかったのでしょう。

その後、大映が業績不振で球団を手放し、東京スタジアムも使えず、チームは本拠地を持たないジプシー球団の時代。オンボロ川崎球場を使っていた時代を経て、1992年に千葉移転。愛称をマリーンズとして現在に至るわけですが、かくも長い間レギュラーシーズン1位が無かったというのは、何というか、ある意味、よくロッテは球団に見切りをつけずに保持し続けていたものだとも思います。
まぁ、会社名の宣伝になれば、人気が無かろうとチームが弱かろうとどうでもいい、といった部分も大きかったのでしょうね。
私は92年の千葉移転以来のファンですが、ジプシー時代、川崎時代から変わらずチームを応援し続けている方々には頭が下がる思いがします。

そして今年、ようやくまともに?シーズン1位での優勝のチャンスが巡ってきました。
トップバッターに和田君、4番に安田君とこの先何年も中心選手でいてくれそうな、生え抜きの若手選手が勢いを与えていますね。
シーズンはまだまだ山あり谷ありで、そう目論見通りにはいかないでしょうが?
期待するのはファンの特権。失望を恐れず??期待を持ち続けながら見守りたいと思います。
とりあえずは土日はもちろん連勝でお願いしたい!!

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