雨が降ったり止んだり、グズついた天候の中のゲーム。
序盤はマリーンズに禍いを、終盤は幸運をもたらしました。
勝ったから言うわけではありませんが、野球は本来自然の中で行うもの。
ドーム球場では味わえない醍醐味があって、面白いゲームになりました。
まず初回、一死満塁から高濱選手(ファイターズの弟の方です)のライトフライをマーティンが雨で打球を見失って先制を許します。
浅間選手にタイムリーを浴びて0-2となったところで、大田選手のセカンドフライを今度は名手中村が落球(二塁封殺だったので記録はセカンドコロ、あんな二ゴロは初めて見ました・・・笑)、いきなり0-3のビハインドです。
ただ、先発の小島投手、雨と味方守備陣に足を引っ張られて気の毒だったか?といえば、そんなことはありませんねぇ・・・
彼自身、初回は3四球、これも雨でボールが滑ったせいかもしれませんが、相手先発の池田投手は同じ条件の中、きっちりストライクをとっていましたから、言い訳にはならないでしょう。
ただ。ゲームはもちろんこのまま終わりません。
絶好調の安田選手のタイムリーや、マーティン選手の汚名返上のソロアーチなどで追いすがるマリーンズ。
終盤8回時点で4-5の1点差です。
そしてゲームを決めた8回裏、しばらく小止みだった雨が再び強く降ってきました。
今度は、これがマリーンズ側に味方します。
一死二塁から、山口選手に代打の佐藤選手の平凡に見える遊ゴロ、ややイレギュラーしたでしょうか?名手中島の横をかすめるタイムリーエラーで同点。
更に一死一二塁から、藤岡選手のファーストゴロを高濱選手がミットにも触れずライト前へ、結果逆転タイムリーになります。
CS解説里崎氏、序盤はマリーンズがフライのキャッチミス、終盤はファイターズがゴロ捕球でミス、と言っていました。
それがことごとく得点に結びつきましたね。
まぁ、両方ともプロの選手ですから、降りしきる雨さえなければ・・・?
というところですが、でも、これが野球ですね。
里崎氏も言ってましたが、100ゲーム超えたら、内容はともかく勝てばOK。
でも、それが癒えるのは優勝争いに参加しているチームだけです。
今季、マリーンズはその幸運なチームの一つになっています。
首位バファローズとは相変わらずの1.5ゲーム差。
まだ焦る必要はありませんし、首位はすぐ手の届くところにあります。
明日、明後日、丁寧に戦って今日の幸運な1勝を無駄にしないよう願いたいですね。
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