試合開始前から小雨がパラついて微妙な天候でしたが、ゲームが中断することもなく、最後までやれて良かったです。
佐々木郎希、やっぱり凄い。
初回の投球を見終えたCS解説の有藤さん「ノーヒットノーランを狙え」と言ってましたが、ホントにやってもおかしくない内容でした。
足を高めに上げて、軽い感じで投げているんだけど、えげつないスピンの効いた球がすっ飛んできます。
ああいう投手は、体形はまるで違うけど、江川卓さん以来のように思います。
今日は8回まで投げましたが、最後まで160Kのストレートが来ていて、スタミナも充分であることを証明しました。
いや、ホントに末恐ろしい・・・
そして、今日は彼だけでなく、スタメンに名を連ねた高卒ドラ1組が活躍しました。
かつてのマリーンズは、社会人や大学の投手ばすり上位指名していましたが、2015年1位の平沢選手を境に、積極的に高校生をドラ1指名するようになっています。
その平沢、今日は先発セカンドで起用され、2本のタイムリーヒット。
彼、早いものでもう7年目になるんですねぇ・・・
お世辞にも期待に応えているとは言い難い、苦しい6年間だったと思います。
今年もオープン戦で結果を残し、開幕スタメンに抜擢されながらなかなかヒット1本が出ませんでした。
今日の2本も、完璧に捉えたというよりはコースヒットのような感じでしたが、それでも自分のスイングでキッチリ振っていましたね。
右足のあげ方を少し二段ぽい動きにして、タイミングを柔らかく取ろうとしているようです。
インコースの速球に腰を引いてしまう悪癖も、今のところ影を潜めています。
今年ダメならいよいよ崖っぷちという危機感もあるのかもしれません。
中村選手の離脱(コロナ感染)はある意味チャンス。
キャプテンの彼をそう簡単に抜けるというわけではないでしょうが、しっかりアピールしてほしいですね。
そして、やはり伸び悩みが指摘されている安田と藤原も3戦続けてスタメン。
二人とも目覚ましく活躍しているわけではありませんが、チームは勝っています。
今日の安田選手は平沢のタイムリーにつながる2回の出塁(四球と左前安打)と際どいタイミングをセーフにして2点目をつかみ取った好走塁がありました。
有藤さん、彼に関しては「コロコロ構えを変えすぎ」と言っていましたね。
私もそう思います。
まだまだ迷いながら試行錯誤しているようですが、ファンとしては信じて覚醒を待つしかありません。
少なくともヒットは出始めていますから、井口監督、このままスタメン起用を続けてほしい。
藤原選手はヒットは内野安打1本でしたが、盗塁もあり俊足ぶりは際立っています。
フルスイングから弾丸ライナーでの一発もある彼、ホームランが1本出れば、そのまま固め打ちで一気にレギュラー奪取まで行くのではないでしょうか?
そして最後になりますがルーキーの松川捕手、高校を出たばかりだというのに貫禄すら感じますね。
左腕が相当強いのだと思います。
佐々木朗希の160K超えのストレートにも、まったくミットが流されることがありません。
それにあの落ち着きぶり、ピンチの場面でもバタバタ感がまったくありません。
ご両親の素晴らしい教育の賜物ですね。
今日も貴重な追加点を叩き出す右中間へのタイムリー。
まだまだ気が早いかもしれませんが、1年目高卒捕手の新人王も充分ありえそうです。
実現すれば、プロの歴史で初めてだと思います。
とにかく生え抜きの高卒ドラ1達の活躍はファンとして嬉しい限り。
皆このまま花開いてもらって、長期に渡って強いチームの主力選手として当たり前に日本代表に選ばれるレベルを目指してほしいものです。
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