今年も残すところあと1日、毎年のことですが、早いものですねぇ。
千葉球界にとっては、う~ん、まぁ、プロアマともに低調だった1年というか、ちょっとパッとした出来事が少なかった印象です。
そんな中ではありますが、当サイトでは年末恒例の「10大ニュース」今年も選んでみたいと思います。
無理やり感はご容赦を・・・(笑)
1.佐々木朗希、完全試合
トップがこれになることは皆さん異論がないと思います。
4月10日、圧巻という月並みな言葉では表せないぐらいの凄すぎる投球でした。
パーフェクトだけならまだしも、19奪三振、日本タイ記録でもありましたからねぇ。
先発投手の1試合の内容としては、史上最高の投球といっても差し支えないと思います。
2.マリーンズ、審判とのトラブル多発
なんとも情けないこの出来事を2番目に持ってこざるを得ない?ところが今年の千葉球界を象徴してるかな?
4月24日の佐々木投手と白井球審の恫喝?騒動は野球ファンのみならず、一般の識者をも巻き込んで全国的な論争となってしまいました。
私はマリーンズのファンではありますが、この一件に関しては白井さんに同情的です。
「審判員の裁定は最終」が野球規則の大基本、あからさまに不満げな態度を示した佐々木君にも問題はあったかと・・・
ただ、暴力事件ではありませんし、あそこまで大騒ぎする必要があったのか?という思いもありますね。
そして、佐々木君だけでなく、5月14日には井口監督、15日にはレアード選手が判定への抗議を巡って連続退場、情けない・・・
判定に難癖つけている暇があるなら、死に物狂いで練習してベストのパフォーマンスをファンに見せてほしい。
今年のマリーンズからはそんな気概はさっぱり感じられませんでした。
3.市立船橋、15年ぶりに甲子園出場
イチフナ、いつのまにか強くなってました。
春の県大会で銚子商を下して優勝、夏の決勝ではここ数年実質千葉最強の木更津総合をダブルスコア(13-6)で破って甲子園です。
聖地に「市船ソウル」を鳴り響かせてくれましたね。
ただ、NHK中継での呼称「シリツフナバシ」ってのは何なんでしょう?
地元であの高校をそんな呼び方している人は誰もいないと思いますし、「市船ソウル」は「イチフナソウル」ですからね。
4.千葉経済大、千葉リーグ初優勝
いつのまにか強くなっていたのがもう1チーム。
千葉経済大、千葉大学野球春季リーグ1部で初優勝です。
昨年秋季は昇格後即2位でしたから、地力をつけてきていたのでしょうが、昨年神宮大会王者の中央学院大を下しての見事な優勝でした。
上半身紫で白いタテジマが入っているユニフォームもカッコイイです。
5.マリーンズ、監督交代
続投報道が出ていただけに最終戦、ビックリしました。
井口監督、いきなりの退陣表明、後任は元投手コーチの吉井さんになりました。
井口さん、結局首脳陣を旧ホークス閥で固めちゃったのがファンの支持を得られなかった要因であったように思います。
ただ、まだ40代前半の若さ、指導者としての再登板の機会はあるように思います。
そして吉井新監督、日米を渡り歩き、指導者経験も豊富な方ですから大いに期待したいですね。
投手出身って、藤田さんや星野さんら、意外と名監督が多いんですよね。頑張ってほしいです。
6.千葉に独立リーグ球団誕生
やや唐突なニュースでした。
独立リーグのチームは神奈川にも埼玉にもありますから、千葉に出来てもおかしくはないのですが、日本海オセアンリーグなる団体に加盟して遠く離れた北陸のチームと試合を行うとのこと。
まぁ、よくわかりませんが出来た以上は頑張ってほしいですね。
新監督は元マリーンズの早坂氏、懐かしい。
内外野どこでも守れるユーティリティプレーヤーで、100試合近く出場したシーズンもあったんじゃないかな?
彼のような決して一流とは言えなかった(失礼)元プロに対して、指導者としての機会を与える裾野が広がるという意味では、独立リーグの存在も意義深いのかもしれません。
7.専大松戸、秋季関東大会決勝進出
できれば優勝して神宮大会に駒を進めてほしかったけど、惜しかった。
それでも県勢として関東大会準優勝はいつ以来だろう?
相当久しぶりだと思います。
秋の県大会では、延長にもつれこんだ市立船橋とのゲームを観戦させていただきましたが、エースの平野投手はオーソドックスな本格派、球威・制球力とも充分なレベルです。
打線もしぶとい巧打者が多く、ベテラン持丸監督が築き上げた理想形のチームのように思えます。
出場は確定的な来春センバツ、大暴れしてほしいですね。
8.マリーンズ山口選手が二桁本塁打
全体的にあまりいいところがなかった今年のマリーンズですが、長年待ち望んだ生え抜きの和製大砲が、ようやく頭角を現しはじめたのは喜ばしい限りです。
4年目の山口選手、今季はプロ初となる二桁アーチ(16本)
特に最終戦、ホークスに引導を渡す決勝3ランはお見事でした。
高めのボールをひっぱたいて、角度をつけてスタンドに運ぶコツのようなものを会得しつつあるように思えます。
もちろん二桁で満足されては困ります。来季はホームラン王争いに加わるぐらいになってほしいですね。
9.日本製鉄かずさマジック、日本選手権関東予選出場辞退
これも最後まで低調に終わった今年の千葉球界を象徴する出来事ですね。
辞退の理由は日本製鉄君津製鉄所における有害物質の流出とのこと、直接的な野球部選手の不祥事というわけではないので渡辺俊介監督やナインには気の毒な感じもしますが、社会人選手はあくまで企業の一員としてプレーしていますからね、仕方ないのかな?
10.県立船橋、21世紀枠県推薦校に
船橋市では、スポーツのイチフナ、学業のケンフナとして名高い両船橋高校ですが、県下きっての進学校のケンフナこと県立船橋、来春センバツの21世紀枠の県推薦校となりました。
秋季県大会は16強入りとなかなかの健闘ぶりだったようです。
ただ、関東からは栃木の石橋高校が選ばれることになり、残念ながら来春の甲子園出場はなくなってしまいましたね。
6位であげた千葉独立球団のホームタウンも船橋になるようですし、夏のイチフナの活躍ぶりも含めて、今年振るわなかった千葉球界で船橋だけは元気だったのかな?
以上が私見の10大ニュースです。
来季は吉井新監督を迎えたマリーンズを筆頭に、県内各チームの躍進を願いたいです。
まずはセンバツ、県内最強の座を木更津総合から奪い取った感のある専大松戸、エースの平野君はおそらく大会屈指の剛腕投手だと思います。
ゲーム運びの上手さでは定評のある持丸監督に率いられたナインが伸び伸びと、そして専松らしい粘り強い野球をすれば上位進出の可能性は充分、県内他チームを勢いづけるようなグリーン旋風を期待です。
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