2点リードで迎えた土壇場9回表、マウンドには益田投手。
やはりというべか?たっぷりと劇場を堪能させてくれました・・・(笑)
先頭の柳田選手の何でもない(ように見える)投ゴロを弾いてヒットにしてしまうと、栗原選手にライト前、牧原選手にレフト前に運ばれあっという間に無死満塁。
ボール先行の制球不安定な投球ぶりでしたから「こりゃダメか」とあきらめかけましたが、開き直ったのか、内角ストレートを中心とした投球に切り替えて何とか1点に抑えましたね。
ボールの力自体はあるように見えましたから、強気に打者を押し込みにいったのが奏功したかもしれません。
今宮選手をセカンドフライ、ガルビス選手をセカンドゴロ、そして最後の周東選手をセンターフライに打ち取ってゲームセット、朗希投手の3勝目を潰さずにすみました。
先制2点打で打のヒーローでもあった佐藤捕手、去年までは外角にばかりミットを構えている印象でしたが、今日は死球を恐れずに内角を攻めさせていました。
リードにも成長が窺えると思います。
そして朗希投手、今日も安定の通常運転、7回88球無失点、ピンチらしいピンチもなく、強力ホークス打線に付け入るスキを与えませんでした。
ホントにまぁ、ただただ凄いですわ・・・
角度のある160K越えのストレート、落差鋭いフォーク・スライダー、制球も安定していて常にストライク先行・・・
彼、力いっぱい全力投球してるって感じが全然ないですもんね。
ゆったりと足を上げて軽く投げ下ろして、常に余裕を感じさせる投球ぶり、あれだけ完成度の高い投手は、数十年に及ぶ私のファン歴でも初めてかもしれません。
「投手を育てるのは打線」とは里崎氏の持論ですが、今日のゲームを見ていると逆もあるかもしれないなぁ、なんて思います。
4回の先制機に繋ぎの内野安打の小川選手、タイムリーの佐藤選手とも2回の一死三塁のチャンスではあえなく凡退していました。
抜擢スタメンだった彼らにしてみれば、「何とか結果を残したい」とばかりにガチガチになってもおかしくない場面でしたが、落ち着いていられたのは「朗希だから点は取られない、このチャンスを逃しても簡単にリードはされない」といった気持ちがあり、楽に打席に入れたからかもしれません。
まぁ、こじつけめいていることは否定しませんが・・・(笑)
ただ、3連戦ということでみれば、大事なのは明日。
ホークスサイドからしても先発が朗希-武田での1敗は織り込み済のはずです。
明日は西野-藤井のマッチアップ。
前回はいいようにやられた藤井投手をギャフンと言わせてやりたいですね。
イマイチ調子の上がらないクリーンアップが試合を決める一打を放つこと、願ってます。
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