【日本シリーズ2023】セリーグに追いつかれた?

NPB今季最終戦。
3勝3敗で迎えた日本シリーズ第7戦、思いもしなかった一方的な展開になってしまいました。
最終スコアは0-7、タイガース、38年ぶりの日本一です。おめでとうございます。
第2戦では完璧にタイガース打線を抑え込んだ宮城投手の先発だっただけに、バファローズ有利と思っていましたが、やっぱり勝負はわからないですね・・・

宮城投手、普段に比べると少しボールが高かったですかね?
3回まで無失点ではありましたが、結構捉えられた打球は多く、宗選手やゴンザレス選手の好守に助けられている感じでしたからね・・・
4回に走者を二人だしたところでノイジー選手に3ランを浴びます。
見送ればボールのチェンジアップでしたね。
フジTV解説の工藤氏・福留氏が言うように、打った方を褒めるしかなかったかな?
ただ、先制したことで三塁側のタイガースファンが勢いづいて、甲子園が乗り移ってきたような大声援になってしまいました。
バファローズナイン、自分達のホームで相手への歓声の方が強い、というちょっと辛い状況になってしまいました。

そのせいというわけではないでしょうが、続く5回に宮城投手は走者二人を残して降板。
代わった比嘉投手はつるべ打ちを喰らって3失点。
0-6となり、中盤でゲームを決められてしまいました。
打線も、バファローズらしくなく、無死の走者が出ても簡単に次打者が内野ゴロを打って、あっさりゲッツーを取られる場面が目立ちました。
土壇場で頓宮選手の一発で1点を返すのがやっと、タイガースの勢いに飲み込まれてしまった最終戦になってしまいましたね。

あと、思うのは、セントラルリーグは完全にバシフィックリーグに野球のレベルが追いついたな、ということ。
10年代は交流戦、日本シリーズともパリーグがセリーグを圧倒した時代でした。
セはDHがないから、とかパの投手はメジャー志向が強いから速球勝負が多く、打者達も振り負けないようにフルスイングが多くなる、とかパの豪快な野球が細かいセの野球より優位に立っているとよく言われたものです。

ただ、20年代に入って交流戦はセ156勝、パ155勝でほぼ互角、シリーズでは4年間で2勝2敗ですから、追い抜かれたとまでは言えないものの、パの優位性はもはやないのは間違いないように思います。
実際、タイガース打線は宇田川投手や山崎(颯)投手といったバファローズ自慢の剛腕投手達が相手でも、キッチリ振り切ってましたからね。

私の中では来季はマリーンズがパリーグ優勝予定チームなのですが(笑)
朗希投手が相手でも、大山選手・佐藤選手・森下選手といったあたり、自分のスイングを崩さずにどっしり構えて捉えてきそうです・・・

でも、何とかパリーグに追いつこうと思って野球を変えてきたセリーグの努力が形になってきたということなのでしょうし、互いに切磋琢磨していけば更に日本の野球のレベルは上がるでしょうから、良い傾向なのでしょうね。

まぁ、今年は岡田監督の「アレ」が流行語大賞を取りそうな勢いですし、タイガースの年だったということだと思います。
38年ぶりの日本一、タイガースナイン、見事な戦いぶりでした!!

にほんブログ村 野球ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です