いやぁ、凄かったですね。
横浜スタジアムの地鳴りというか津波というか、球場の空気を覆いつくすかのようなベイスターズファンの声援。
あのホークスが、まるで蛇に睨まれた蛙のように委縮していたように見えました。
ベイスターズ、2010年のマリーンズ以来のレギュラーシーズン3位からの下剋上が完成です。
ただ、ベイスターズ、地力のあるチームであることは充分に窺えました。
投打ともバランスがいいですね。
打線では、宮崎選手、牧選手、佐野選手、そしてMLBから戻ってきた筒香選手といった、当たり前にタイトル争いができる強打者がいますね。
今年は首位打者を取ったオースティン選手も、もちろん素晴らしい打者ですが、決して彼に頼り切っているわけではありません。
ポランコ・ソトにオンブに抱っこだったマリーンズとは大違いです。
投手陣も、東投手や大貫投手が粘り強い投球をしてゲームを作り、伊勢投手・山崎投手・坂本投手・そして森原投手といった救援陣も皆強いボールでストライク先行の投球、危なげなかったです。
特にクローザーの森原投手、イーグルス時代とは見違えるような安定感。
移籍して良かったですね。
まぁ、マリーンズのファンとしては、コテンパンにやられたホークスにパの実力を見せつけて日本一になってほしかった思いもありましたが、もう野球レベルがパが上というのは完全に過去のことになったということなのでしょう。
福岡で3連敗しているわけですから、単に「勢いにやられた」ということではなかったように思います。
直接的な敗因とまでは言いませんが、ホークス、ちょっと露骨な補強をやりすぎた感じもします。
特に同じリーグの他チームの中心選手をごっそり引き抜きましたからねぇ・・・
有原投手と近藤選手は元ファイターズ、山川選手は元ライオンズ、そしてオスナ投手は元マリーンズ・・・
彼らがそのまま元のチームにいれば、ペナントレースの様相はかなり違っていたように思います。
もちろんルール違反をしているわけではありませんが、生え抜きの選手をコツコツ育て上げたベイスターズの方が健全なチーム作りをしていると思いますし、野球ファンの支持も得やすいですよね?
ただ、そのベイスターズにしても今季レギュラーシーズンの貯金は僅か2。
ちなみにマリーンズは5ですから、勝率を単純比較すればマリーンズの方が良かったということです(笑)
そのチームが貯金42のホークスを破ったわけですから、プロのチーム同士にそこまで決定的な実力差はないとも言えるのかもしれません。
パリーグ各チームにとっては、来季に向けて勇気を貰えるベイスターズの勝利だったかもしれませんね。
マリーンズ、とにかくベイスターズのように生え抜きの打者達がタイトル争いが出来るように成長してもらいたい。
もう、何年も言われていることですが、何人かでもオールスター級の打者が出てきてくれれば、充分にホークスと五分に戦えると思っています。
安田君、山口君、藤原君、山本君、上田君、そして今年ドラ1の西川君、頼みますわ・・・(笑)
何だかいつの間にかマリーンズの話になっちゃいましたが(笑)
ベイスターズナイン、そして横浜のファンの方々、おめでとうございます!!
第3戦以降はパリーグ最強のホークスに接戦すら許さず、今日のスコアは何と11-2。
「何でこのチームがセリーグで優勝してないの?」と思わせる見事な日本一でした。
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