やっとこさホームで2勝目。
ただ、勝ち方は良かったですね。
先発の田中投手、若者らしくストレートで押しまくってました。
彼はほとんどのボールが低めに来るので、なかなか長打を喰らいにくいタイプに見えます。
今日は150K超えの重そうなストレートを中心に、フォークボール(スプリット)とのコンビネーションも良く7回まで無失点。
好調のファイターズ打線を寄せ付けませんでしね。
こりゃローテどころか、シーズン後半にはエースと言われるようになってるかも?と思わせるナイスピッチでした。
そしてもう一人の大ヒーローが「ダイナマイト」山本大斗選手。
0-0の6回、一死一二塁からスライダーに泳ぎながらもレフトスタンドに運びました。
値千金、ゲームを決める3ランになりました!!
昨日あたりから結構捉えた打球は多かったので期待はしていましたが、一番いい場面で打球を上げてくれましたね。
育成から這い上がり、ファームで実績を残して一軍に上がってきた苦労人、感激もひとしおだったと思います。
金髪のやんちゃそうな青年ですが、毎打席の後に必ずメモを取る研究熱心さもあるようで、今後が大いに楽しみです。
ただ、今日は幸運に恵まれたゲームでもありました。
ファイターズは3つもエラーをしてくれましたし、レイエス選手のライトゴロなんてのもありましたしね(もちろん判断良くダッシュして一塁に矢のような送球を送った藤原選手のファインプレーです)
最大の幸運は、山本選手の打席の前に投手を代えてくれたこと。
それまで加藤投手の緩急にいいように翻弄されて、ちょっとタイムリーなど出そうもない感じでしたからね。
まだ81球、バテていたようにも見えませんし、あのまま続投されていたら普段から苦手にしている左腕投手だけに、展開は全く違っていたように思います。
「左右病」は吉井監督の専売特許?と思いきや、新庄監督にも同じ病があったとは(笑)
代わった杉浦投手、右の本格派で速球も威力充分ですが、加藤投手のようないやらしさがあるわけではありません。
一軍経験の乏しい山本選手には、かえって組みし易い相手だったように思います。
そしてもう一人、田中投手とバッテリーを組んだ寺地捕手も殊勲甲でした。
ピンチでも強気にストレートで攻めさせるリードが奏功していましたね。
キャッチングも柔らかく、ワンバウンドの処理も危なげありません。
そして打つ方ではスイングが鋭い!!
居合抜きのように、最短距離でボールにぶつけるようにバットが出てきます。
さすがに昨年、高卒1年目でファームで3割近く打っただけはあります。
今日は二塁打が1本、そして矢澤選手のスーパーキャッチに阻まれたとはいえ、左中間フェン直系の打球もありました。
マリーンズは高卒野手が育たない、と言われて久しいですが、山本・寺地の両選手には何としてもその悪しき評判を覆してほしいものです。
山本選手は2020年育成3位、寺地選手は2023年ドラフト5位での入団。
でも、入ってしまえば育成でもドラフト下位指名でも、とにかくチャンスを掴み、実績を上げた者が勝ち残るのがプロの世界、後に続く者たちのためにも、二人はそれを証明しなければなりません。
大きく羽ばたいてくれることを願ってます!!

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