【M12-10E】山口恐るべし

まずはプロ初先発の吉川投手、初勝利おめでとうございます。
ライオンズ戦で救援で出てきたときは、制球不安を感じさせましたが、今日は落ち着いていましたね。
やや高めの重心から、サイドとスリークォターの間ぐらいの腕の振り、球速は140K台後半程度ですが、なかなか打ちづらそうです。
もう少し球速が増せば、バファローズの田嶋投手のようになれるのではないでしょうか。
先発組では、田中投手・木村投手に続き若い有望株の登場ですね。

4回終了時点で、11-1の大量リードでしたから、7回ぐらいまで投げてほしかったところでしたが、初勝利のプレッシャーですかね?
5回はボール先行でバタついちゃいました。
ソト選手のタイムリーエラーもあってアップアップになりましたが、ボイト選手をセカンドフライ、フランコ選手をピッチャーゴロの打ち取って何とか5回終了まで投げ切りました。

その後はマリーンズ救援陣が皆ストライクが思うように入らず、7回裏終了時点では3点差。
8回には藤原選手の一発で4点差にするも、9回はイニング跨ぎになったゲレーロ投手はボイト選手に2ランを浴びて2点差まで迫られ、最後はもうヒヤヒヤでしたね(笑)
吉井監督、今日はここのところ登板過多気味の横山投手と高野投手は使わないと決めていたようです。
結局無死一塁から登板の澤田投手が上手く抑えてくれました。
彼も連投でしたが、一発だけは打たれないように変化球を低めに集めて、フランコ選手をショートフライ、ゴンザレス選手をショートゴロゲッツーに討ち取ってゲームセット。
ともあれ、久々のカード勝ち越しです。

なんだかもう、横山・高野・澤田以外の救援投手は、ほぼボール先行がデフォルトですから、試合時間がやたらと長くなって見ていても疲れるゲームになっちゃいますね。
まぁ、今日は勝ったからいいようなものですが・・・

ともあれ、凄かったのは山口選手。
3打席連続のホームラン!!
それも3本とも完璧に捉えて、打った瞬間それとわかるあたりでしたからね。
昨日の最終打席から4打席連続アーチですから、パリーグ記録に並んだそうです。
今日の4打席目、スワローズの村上選手の5打席連続に追いつけるか?期待は高まりましたが、やはり意識しちゃいましたかね?
ボール球を振らされて三振でした、残念・・・!!

ただ、冷静にボールになる変化球を見切って、甘い球を待てればわからなかったと思います。
今の彼、もう真ん中やや低めあたりの球を角度をつけて運ぶ技を会得している感じですからね。
これまでも期待され続けてきた選手ですが、流石に今度の覚醒は本物と思いたいです。
去年はジャイアンツの岡本選手の真似ですかね?
少しテークバックの時に上半身をホーム寄りに捻って、相手投手に背番号を見せるような動きがありましたが、今年は余計な動作を抑えてシンプルにボールを叩こうとしているように見えます。
私は打撃の専門家でも何でもないので、よくわかりませんが、今のスタイルの方が彼に合っていたいたということなのでしょう。

今季はこのまま4番に定着して、来季はタイトル争いをしてほしいですね。
まぁ、期待しすぎると一過性に終わるような気もして怖いのですが・・・(笑)

しかし、他チームに「山口恐るべし」と強烈な印象を与えたことは確かです。
例え彼が打てなかったとしても、その警戒心のおかげで前後の打者が有利になることも充分あり得ます。
ライバルの大斗選手や安田選手も、負けてなるものかと奮起してくれれば来季は外国人打者に頼らない夢の強力打線の誕生に期待が持てるかもしれませんね。

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