【高校野球秋季関東大会2025】専大松戸VS文星芸大付属

日に日に秋も深まっていきますが、この季節はアマチュア野球がそれぞれのカテゴリーでシーズン最後の大会に臨む時期でもありますね。
何か今季は、あまりにも不甲斐ないマリーンズのゲームにかかりっきりで、アマ野球の現地観戦にもなかなか行けませんでした。
だからということでもないのですが、今日は山梨県まで遠征、来春センバツ出場権を争う秋季関東大会で開幕戦に登場した専大松戸のゲームを観戦してきました。

山日YBS球場、山並みに囲まれた土と天然芝の美しい球場です

会場は甲府市の小瀬(こせ、と読みます)スポーツ公園野球場、ネーミングライツでは山日YBS球場となっています。
紅葉が色づきはじめた広大な公園内にあり、いかにも山梨らしく四方を山並みに囲まれた美しい球場です。
この風景を見ただけでも無理して早起きしてやってきた甲斐があろうというものですね。

そして専大松戸、ここ数年は千葉県内最強の称号よろしく、毎年本命扱いされますが、今年の春は千葉黎明、夏は市立船橋の後塵を拝して甲子園出場はなりませんでした。
新チームになって迎えた秋の県大会を制し、この関東大会で何としてもセンバツ出場権を獲得したいところです。
相手は栃木2位の文星芸大付属高校、かつての宇都宮学園時代から何度も甲子園に行っている名門校です。

ゲームは左右の本格派の先発でスタート。
専松はエースナンバーをつけた右腕の門倉投手、文星はやはりエースナンバーで左腕の津久井投手の先発です。
1回の表、文星はいきなり門倉投手を捉えて1~3番が3連打で先制。
どうなることかと思わせましたが、ここをビッグイニングにせず、何とか1点どまりに抑えたことが後々効いてきます。
その裏、専松も死球と内野安打を絡めて4番の吉岡選手が同点の犠飛。
浅いセンターフライでしたが、三走の石崎選手、スタート良く好走塁でした。

門倉投手、2回は走者を出しながら無失点でしたが、持丸監督、3回から左腕の小林投手にスイッチします。
結果的にはこれが当たりでした。
門倉君もKOされたわけではないので気の毒な感じもしましたが、負けられないゲームですからねぇ。
持丸監督は、門倉投手の投球が文星打線に合わされている、という感覚だったのかもしれません。
でも、さすがに百戦錬磨の勝負師です。
小林投手は、その後1失点のみで最後まで投げ切ってくれました。
ややインステップ気味に投げてくる打ちづらそうな投手です。
かつてホークスで活躍した嘉弥真投手が少し腕の位置を上げたような投げ方といえばわかりやすいですかね?

押され気味だった打線も4回に爆発!!
吉岡選手の四球から、次打者の長谷川選手は三振に倒れるも、その後は打つわ打つわ。
6安打を集中して一挙6点。
打ちあぐんでいた津久井投手を捉えてゲームを決めました。

両チーム、見た感じの力の差はあまりなかったように思いますが、初回にいきなり3連打しながら1点どまりだった文星、4回に一気にビッグイニングを作った専松の違いがモロに勝敗を左右しました。
専松の4回の攻撃は、野手の間をコロコロ抜けるラッキーヒットも多かったのですが、2番手の小林君の好投が押され気味だった流れを引き戻したように思います。

結局、専松は6回にも集中打を浴びせて4点を追加。
スコア11-2の7回コールド勝ちで初戦突破です。

最終スコア、ヒット数は専松11本、文星8本ですから点差ほどには差がありません。

次戦の相手は横浜ですから、大勝で喜んでいるわけにもいかないでしょうが、仮に負けても初戦コールドの印象は大きいですからね。
関東5番目のセンバツ出場権を得られる可能性は高くなってきましたね。

持丸監督、春の関東大会では勝っている横浜相手のコメントで「ドジョウは2匹いない」と自嘲気味に語られていたようですが、5番目の枠を狙うというより、ベスト4に残って堂々の甲子園切符をゲットしたいところだと思います。

専松-横浜戦は明後日20日の月曜、平日なのでもちろん見に行くことはできませんが、今季の千葉野球はプロアマとも振るわなかったですからねぇ。
最後に横浜を撃破して、一気に関東大会優勝なんて期待しちゃいたいです(笑)
頑張れ専松ナイン!!
名前負けだけはしないでほしい。

ゲームセット、整列に集う両校ナイン
私、なぜだか土と天然芝の球場の水まきが好きなんですよね(笑)、季節感というか風情がありますよね。
にほんブログ村 野球ブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です