【高校野球秋季関東大会2025】専大松戸VS横浜

専大松戸「二匹目のドジョウ」をゲットです。
センバツ出場権を賭けた関東大会準々決勝、春の関東大会に続いて横浜を破り、来春の甲子園をほぼ確実にしました。
私は仕事の合間に、毎日新聞サイトのライブ配信をチラチラ見る程度でしたが、一回戦に続いて小林投手が粘ってゲームを作ってくれていたのはわかりました。

2回にワイルドピッチ絡みで二死二塁からタイムリーを浴び先制されますが、その裏、6番の長谷川選手が左中間の芝生席に叩き込む一発で同点。

さらに5回裏、今度はトップの石崎選手も左中間へ2ラン。
専松、3-1としてゲームを優位に進めます。

先発の小林投手、ストレートの球速は130Kいくかいかないかで、ちっとも速くないのですが、インステップから身体を捻るように投げ込んでくる独特のフォームに、横浜打線はタイミングが合わないようでしたね。
左腕の優位さを目一杯生かしながら、相手を翻弄していました。

あの手の技巧派タイプで制球力のある投手は、一旦リードを奪うと、相手が「こんなはずじゃない」と勝手に思ってくれて、かえって力みかえって術中にハマってくれるケースが多々あるように思いますが、5・6回に併殺打でピンチを凌ぎ切ったのなんか、ホントそんな感じだったと思います。
持丸監督が、変な継投策にはしることなく、腹を括って小林君に任せたのも奏功しました。

専松は6回、横浜は7回に1点ずつを加えて9回表の横浜の攻撃。
死球、ヒット、送りバントで一死二三塁。
一打同点でしたが、ここでも持丸監督は慌てることなく小林投手にマウンドを託します。
代打の田嶋選手を三振に取り、植村選手にはこの回2つめの死球。
二死満塁となり、一打逆転の大ピンチとなりますが、最後は酒井選手をセカンドライナーに討ち取ってゲームセット。
専松は4-2で準決勝進出を決めました。

小林投手、まだ1年生だというのに、何と181球投げての完投勝利。
アッパレすぎですが、大丈夫か?と少し心配になりますね。
ただ、速いだけなら横浜の二人の投手(先発小林(専松先発と同性です)-2番手織田)の方が遥かに球速がありました。
あらためてピッチングは緩急と制球力だと教えられるようです。
もちろん専松の投手は小林君一人ではありませんから、次戦はエースナンバーの門倉投手に頑張ってもらいたいですね。

その次戦、相手は山梨学院。
今大会は地元開催ですし、吉田監督もかなり気合が入っていると思います。
エースの菰田投手は、昨年の関東大会での千葉黎明戦で見させてもらいましたが、194センチの長身から投げ下ろす速球は威力充分、末恐ろしい投手だと思わされた記憶があります。
甲子園も経験して、ますます手が付けられなくなっているのかな?

ただ、今年の専松、際立った選手がいるというよりかは、堅い守りを軸に接戦をしぶとくモノにするチームといった印象です。
ロースコアの競り合いに持ち込めば充分勝機はあるようにも思います。
専松持丸-山梨吉田の百戦錬磨の両監督の知恵比べも楽しみです。
ここまで来たら、ベスト4でセンバツほぼ確定でヤレヤレというより、関東を制して神宮大会へ駒を進めてほしい。

プロアマ通じて、振るわなかった今季の千葉県勢のチームですが、最後に専松が頑張ってくれているのは嬉しいですね。

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