習志野、快進撃が止まりませんね。
今日は大分の明豊を6-4で下し、ついに決勝進出です!!
今日はデイリー新潮に「習志野高、「サイン盗み」疑惑、告発した星稜高・林和成監督の”主張”を一挙掲載」なる記事がアップされ、「よりによって準決勝を控えたこのタイミングで・・・」と苦々しく思ったのですが(この記事については後述します)、今の習志野ナインには外野の雑音など関係ないようですね。
今日も初回から3点ビハインドの展開、苦しくなるかと思いましたが、2回以降立ち直り粘り強い投球をしていた山内投手の頑張りに応えるように、つなぎの攻撃で同点に追いついた習志野は、8回に櫻井選手の一発などで一気に3点、試合を決めました。
また、エース飯塚投手、今日もまた獅子奮迅の投球ぶりでしたね。
もはや、単なる勢いというより、神懸かっているというか、ナインがゾーンに入り切っている感じです。
そして、明日の決勝の相手は愛知の東邦、平成元年のセンバツでも優勝している強豪です。とにかく競り合いに持ち込んで、習志野ペースの試合をしてほしいですね。もちろん勝ってほしいと思っていますが、もし負けるようなことがあっても堂々と千葉に帰ってきて下さい。
さて、問題の記事ですが私も一読しました。
しかし、何とも不可解な内容です。
以下林監督の主張の一部を引用させていただきます。
「そもそもサイン盗みに気づいたのは、習志野の1回戦、日章学園戦です。私(林監督)は試合の映像を撮りながら観戦していたのですが、1回から9回までサイン盗みをしていたのを、私の目で確認しています。
デイリー新潮
具体的には、2塁ランナーのジェスチャーで球種を伝えていたのです。私は宿舎に帰ってから、サイン盗みの分析を行いました。すると、ジェスチャーを見るだけで、どの球種と伝えているかまでわかりました。
そのため習志野戦の試合前、石川県の高野連に所属する審判にサイン盗みについて伝えました。その方は「当日の審判にも伝えておく」と言ってくださり、確かに当日の主審も敏感に対応してくれたと思います。
しかし、サイン盗みをしているかどうかを見分けるのは非常に難しく、仮に罰則規定をもうけたとしても、根絶は難しいかもしれません。」
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/04020557/
とのことなのですが、とても疑問の多い内容と言わざるを得ません。
①日章学園戦、習志野は1回から9回までサイン盗みをしていたとのことですが、全回でランナーが2塁にいたわけではありません。
②林監督は2塁ランナーのどんなジェスチャーがサインの伝達行為に当たるのか、明らかにしていません。ヘルメットを触るということなら、星稜のランナーも同じようなジェスチャーをしていました。
③事前に審判団に疑いを示唆していたようですが、習志野-星稜戦の審判団の見解は「問題なし」でした。審判団の目は節穴だったとおっしゃりたいのでしょうか?(でも、「敏感に対応してくれた」のですか?)
④ご自身も述懐されているように「サイン盗みをしているかどうか見分けるのは非常に難しい」はずですが、ご自身はどんな分析をされて習志野の不正行為を確信されたのでしょうか?
といったところです。
今回の騒動、星稜と林監督にも多くの批判が集まっているのは、試合終了後に相手の控室に乗り込むという行為にもありますが、糾弾の「根拠」を林監督がまったく示そうとしていないということが大きいと思います。
また、(習志野小林監督に)「星稜さんだって(サイン盗みを)やってるでしょ」と言われたとする件は、記事全文のなかでなぜかまったく触れられていません。
あんなに憤慨されていたはずなのに・・・
そして引用部分以降の記事後半では、なぜか小林監督の人徳に敬意を示した後、「サイン盗み」の根絶を訴える正論で締めくくっています。
明確な根拠や理由なく、他校を糾弾して大騒動を起こしてしまった後ろめたさを一般論にすり替えてしまってる感は否めません。
林監督は、自身の疑心暗鬼や思い違いの可能性にはひとかけらも思い至っていないようですが、どの世界でも、他者を批判する際には理由や根拠を明確に示さなければならないことは当然ではないでしょうか?
私が千葉県民だから、習志野寄りになってしまうことは否定しません。
もちろん林監督に当サイトをご覧いただける可能性は0.0001%もないと思っておりますが、もしその万一以下があったなら、コメントいただければ幸いです。
長文失礼いたしました。