ゲーム自体は完敗ですが、先発の涌井投手、久々に内容のある投球でした。
気心の知れた細川捕手とコンビを組み、6回5安打2失点、そして9奪三振。
先発の役割としては合格点ですね。
ただ、完全復活かといえば、どうでしょう?
二年前までの彼は、完投前提の投手で、100球超えてからギアを上げて150K越えのストレートで打者をねじ伏せる迫力がありましたが、まだまだそういう感じには見えませんでした。
どちらかというと、細川捕手のリードに従って緩急を上手く使って相手をかわしていたという方が的確かもしれません?
今日は6回終了、99球投げた時点で交代でしたから、終盤まで投げていたらどうだったのか?というのはわかりませんが・・・
まぁ、年齢的には33歳ですから、投球スタイルの切り替え時ではあるかもしれませんね。
今はまだ模索中というところでしょうか?
彼には40歳過ぎまで先発投手であり続けて、通算200勝を達成してほしいと思っていますが、かつての大投手、山田久志さんのように新しい変化球(山田さんの場合はシンカー)を使って投球の幅を広げていくのか?、ノーランライアンさんのように、あくまでそれまでのスタイルを貫き通すか?
難しいところですが、決めるのは彼自身。
どちらにしても後々後悔しないように、自身で納得できる答えを出してほしいと思ってます。