いつの間にやら、秋の高校野球も県大会準決勝。
今日の2試合で群馬で行われる秋季関東大会の出場校が決まります。
市原のゼットエーボールパークでは、習志野-木更津総合、拓大紅陵‐専大松戸の組み合わせの2試合が行われました。
私が観戦したのは第2試合、拓大紅陵と専大松戸のカードです。
夏の県大会では延長にもつれこむ死闘を演じた習志野-木更津総合戦を見たい気持ちもあったのですが、人気の習志野の登場とあって相当早い時間に行かないと球場に入れない恐れもありそうでしたので、第2試合の方にしました。
拓大紅陵は今季、元マリーンズの投手だった和田孝志氏を新監督に迎え、90年代の黄金期の再来を期しています。
一方の専大松戸、春の関東大会ではベスト4進出を果たしながら、本命視された夏の県大会ではまさかの4回戦敗退。今秋季大会で捲土重来なるか?
県南部と北部を代表する強豪私学同士の対戦ですね。
ゲームは初回、専松先発、左腕の西村投手の立ち上がりを捉えた紅陵打線が5番の林(登)選手のタイムリーで2点先制。
3回には2番の林(柊)選手の三塁打から相手のワイルドピッチで1点追加、4回にも専松にワイルドピッチがあり紅陵が4-0でリードします。
紅陵先発の竹内投手はオーソドックスな右の本格派。球速は140K前後でしょうか?現段階では剛腕投手とまでは言えないと思いますが、制球良く緩急も上手く使って専松打線にまともなバッティングをさせません。
結局4点のリードを完封で守り切り、第1試合でまたしても延長サヨナラで木更津総合を下した習志野とともに関東大会出場を決めました。
奇しくも8月のU18高校代表壮行試合で、神宮球場でコラボ演奏を披露した両校が揃って関東大会に進出ですね。
紅陵ブラスバンド、今日も「チャンス紅陵」「乗ってけ紅陵」といったオリジナル名曲を軸に、聴きごたえのある演奏ぶりでした。
音量の迫力という点では、習志野に一歩譲るとしても、そのオリジナリティは県下どころか全国でも屈指と言えるのではないでしょうか?
そして今日は快心の投球を見せた竹内投手、まだ細身の体つきですが、左肩の開きをギリギリまで我慢するフォームは和田監督の指導によるものでしょうか?
今はライオンズのGMを努めている渡辺久信さんの若手時代を彷彿とさせる、素晴らしい投げ方です。
身体が出来てくれば球速も上がってくるでしょうし、今後要注目の好投手ですね。
最後に別の話題を一つ。
今、このコメントはラグビーワールドカッブ。日本-サモア戦を見ながら書いています。
日本代表は今トライをあげて26-12でリード。このまま逃げ切りを祈っています。
そして会場の豊田スタジアム、素晴らしいですね。
美しい天然芝、ピッチに近いスタンド。理想的な球技場です。
また、試合前にはラグビー日本代表の稲垣選手が新潟県の母校のグラウンドの天然芝化の費用を負担したというエピソードが日テレで紹介されていました。
その額300万円。一個人としてはかなりの拠出額ですが、正直な感想として、その程度で常緑の天然芝が敷けるとはやや驚きです。
今日の準決勝の会場、ゼットエーボールパークも人工芝の球場なので、今イチ好きになれないのですが、その程度の額で天然芝化が出来るなら、県内の球場もどんどん内野にも天然芝を植えて美しい球場を増やしてほしい。
市川の国府台球場も人工芝になるようですが、時代に逆行してませんかね?
余計な?話でスミマセン。
習志野、拓大紅陵、両校の関東大会での健闘と来春のセンバツ出場を願っています。