2020年クライマックスシリーズ、美馬の好投、安田の先制2ラン。これ以上ない形でスタートしましたが、結局4-3の逆転負けでした。
相手はレギュラーシーズンで14ゲームも差をつけられたホークスですから、ファンとしても「勝っちゃいけないのかな?」なんて思う気持ちもありました。
選手はどうだったのかな・・・?
さすがに、あれだけ差をつけられると、レギュラーシーズンのリベンジ、という気持ちにもなりにくいですしねぇ・・・
ただ、負けたのは残念ですが、随所に見どころのあった好ゲームでもあったと思います。
前述の安田の2ラン。千賀投手の甘くなったフォークを見逃さずに叩いた見事な一撃でした。
彼、少し構えを変えましたね。無理に左肘をあげずに自然体で楽にスイングできるようになっていると思います。
パリーグのトップ投手から大事な試合で放った完璧なアーチ。来季に向けて大きな自信になったのではないでしょうか。
また、もう一人の成長株、藤原選手もノーヒットではありましたが、思い切りのいいフルスイングは光ってました。
NHK-BS解説の小久保氏も、4回の左中間のフライには、「来年にはこの打球がオーバーフェンスするのでは」と語ってくれていました。
まぁ、今日の負けは仕方ないです。
恐らく、あと3連勝してホークスを下して日本シリーズ進出なんてこともないでしょう。
次代のマリーンスを支える若手選手の溌剌としたプレーぶり、そして粘り強く低めをついた投手陣。
来季に向けて、大いに期待を抱かせるゲームでした。
明日は、正真正銘、今季ラストゲームになるかもしれませんが、とにかく全力で王者ホークスに立ち向かってほしい。
特に若手組は、負けたら終わりの真剣勝負のなかから、多くを学んでほしいですね。