予想外のゲームになりました。
マリーンズが岡選手の先制アーチなどで押している展開。
先発の小島投手も、しっかり腕を振って打者を押し込んでいました。
2点リードから7回ペルドモ-8回澤村と繋ぎ、あっさり逃げ切って4連勝と思いきや・・・
8回、やられましたね。
イーグルスの新外国人、フランコ選手に3ラン。
一気に逆転ビハインドです。
フランコといえば、我々オールドファンにとっては、95年バレンタイン一次政権の時のフリオ・フランコ、また二次政権で2005年の優勝・日本一に貢献したマット・フランコといった名前が思い浮かぶのですが、もちろんイーグルスのフランコ選手とは関係ありませんね。
とにかく、そのフランコに一発いかれて終盤に劣勢になったゲーム。
救ったのはまさかの?平沢大河でした。
一塁に岡選手を置いて、二死から何と逆転2ラン。
私は四球でも何でも、とにかく繋いでくれと思っていましたが、まさかホームランとは・・・!!
西口投手のインコースのストレートを綺麗に捌きましたね。
高く上がった打球は切れることなくライトスタンドへ、球場の興奮は最高潮!!
平沢選手、良かったですね。
ここ数年は典型的なエレベーター選手、少しの間一軍に上がっても、結局結果を残せずに二軍に逆戻り、ポジションも内野か外野かはっきりせず、年を追うごとに崖っぷちが近づいてくるような状況でしたからね。
こういうゲームを見ると、故野村克也さんの言葉を思い出します。「選手をいろいろ試してみずに簡単に見切ってはいけない」と、野村さんは寧ろ投手のことを語っていたのですが、(ある投手にダメ出しする前に、フォームを代えてみたり、新しい変化球を覚えさせたりすれば、新たな可能性が生まれるかもしれない、という意味です)野手にも同じことは言えると思います。
平沢選手は元々柔らかいフォームから広角に打ち分けることができる選手。
内野への拘りが遠回りの一因であったように思いますが、今年は「ポジションはどこでもとにかく打たないと」と語っていたようです。
かつてのドラ1の栄光をかなぐり捨てて、プロ野球選手として生き残る覚悟が定まってきたのかな?
そして、マリーンズ球団としても、何とか彼を見捨てずにチャンスを与え続けてきて、ようやく一つ報われました。
もちろん、今日の一打でレギュラー確定というわけではありませんし、これからも彼にとっては戦いの日々です。
(古い言い方だすが)精進努力を継続して、一軍にしがみつきながら、シーズンオフには大輪の花を咲かせていてほしいですね。
ガンバレ、平沢!!
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