GWも真っただ中に突入、今日は天候に恵まれ絶好の野球日和になりました。
この前センバツが終わったばかりと思っていたら、春の県大会は早くも本日準決勝。
今年は神奈川で行われる関東大会の出場2校が決まります。
第1試合は、センバツ出場の専大松戸と名門習志野の顔合わせになりました。
現時点での実質千葉県内最強チームの専松に、人気の習志野が挑む格好となった一戦。
開始30分前には県野球場の内野スタンドはほぼ満員の盛況ぶりでした。
専松はエースの平野投手を温存して、右のサイドハンドの青野投手の先発、習志野は背番号1の中西投手を立ててきました。
昨秋の県大会、関東大会から春のセンバツまで大車輪の活躍だった平野投手、温存されているのかケガなのか?情報がないのでわからないのですが、将来ある剛腕投手ですから前者であることを祈りたいですね。
ただ、背番号10の青野君もなかなかの好投手です。
球速は135K前後で、それほど速くはありませんが、ボールが低めに集まり、緩急を上手に使っているのはスタンドからでもよくわかりました。
一昨年、春夏連続の甲子園に導いた深澤投手(現ベイスターズ)や、マリーンズで頭角を現しつつある横山投手といったOBによく似たフォームです。
専松は本当にサイドハンドの投手の育成が上手ですね。
一方の中山投手はオーソドックスな本格派、ただ、こちらも球速は135K前後。
青野投手のようにフォームで相手を幻惑できるタイプではなさそうなので、しぶとい専松打線相手ではチト厳しいかな?といった印象です。
その予感?通り、ゲームは2回に動きます。
四球から二死満塁のチャンスを作った専松、9番の宮尾選手のライト前にポトリと落ちるヒットで2点先制
3回に習志野は3安打を集中させますが、(捕手からの)牽制死と盗塁失敗が響いて無得点、専松の4番打者でもある吉田捕手の好判断と強肩が光りました。
実質的にゲームが決まったのは5回、一死二塁のチャンスから、トップの大森選手の三塁打で追加点を上げた専松、中山投手に代わった高橋投手に襲い掛かり清水選手のタイムリーに続き、吉田選手がレフトの芝生席に叩き込んで一挙4点。
6-0としてダメを押しました。
習志野の小林監督、得意の小刻みな継投で何とか専松打線をかわそうとしますが、気の毒な言い方ですが、どの投手もそれほど球威がなく、特徴的な投げ方をしているわけでもないので、格好の餌食になってしまった感じですね。
センバツでベスト8の自信もあるのでしょう、専松ナインは完全に習志野を見下ろして野球をしているようでした。
6回にもさらに2点を追加した専松、結局8-0のスコアで7回コールドゲーム、決勝進出と関東大会出場を決めました。
4番捕手の吉田選手が攻守に活躍し、青野投手は7回までとはいえ完投シャットアウト、やはり県内では頭一つ(二つぐらいかな?)抜けているかなという感じですね。
もし平野投手が完全復調してくれば、夏の甲子園予選も大本命間違いなしです。
一方の習志野、スタンドには美爆音のブラスバンドやチアリーダー達が陣取り、応援団は気合充分でしたが、期待に応えることはできませんでした。
私なんぞに言われなくても小林監督が一番わかってらっしゃると思いますが、今のままでは夏も厳しいでしょうね。
投手の球速は急には速くはならないでしょうが、丁寧に粘り強く低めに投げられる投手が増えてくれるかどうか、といったところでしょうか。
今日のゲームでも、ヒット数は専松8本に対し習志野5本、打線は点差ほどの差はないように思えますし、堅実な守備力は健在です。
(特にセンタ-の寺内選手、スタートよく俊足を飛ばしてヒット性の当たりを何本かアウトにしていました)
接戦になれば伝統的にゲーム運びは上手いチームですから、夏に再戦があるかどうかわかりませんが、専松としても当然侮れない相手ではあると思います。
そして第2試合ですが、木更津総合が2-1で中央学院を下し、専松とともに明日の決勝と関東大会進出を決めたようです。
やはり本命専松、対抗木総の構図になりましたね。
夏の甲子園予選でも両校を軸とした戦いになりそうです。
ただその前に関東大会、目標の甲子園出場には直接結びつくわけではないとはいえ、昨秋の関東大会決勝で専松を下した山梨学院はセンバツ優勝を飾ってますからね。
決して軽視できる大会でもありません。
関東各県の強豪相手に、両校の健闘を期待です。
にほんブログ村