【CS1stステージ2023】こんなゲームあるんだ

いやはや、何ともちょっと想像できない結末・・・凄かったですね。
両チーム無得点で迎えた延長10回表、二死二塁から周東選手の中前打で均衡を破られ、川瀬選手が左中間を真っ二つに破るタイムリーで追加点、さらに柳田選手の右前打で3点。
いかにホームの利があるとはいえ、さすがに厳しいと思わざるを得ない展開でしたからね・・・
吉井監督もインタビューのなかで「交代の順番を間違えた」と発言されていましたが、つかまった澤村投手は3連投、昨日登板のなかった中村投手を先にしていても良かったのかもしれません。

まぁ、それはともかくとしてその裏、CSの歴史の中でも多分ないような大逆転劇が待っていたとは・・・
そのキッカケは先頭の中村選手に代打角中選手を送ったこと。
もうキャプテンに気を使っている場合ではないですものね。
彼がらしい粘りを発揮して甘くなった球を中前に運びます、さらに打順はトップに還って荻野選手、彼もボテボテの三ゴロを全力疾走で内野安打。
ベテラン二人がチャンスメークして打席は藤岡選手、何とか粘って四球でも取って無死満塁になれば一縷の望みはあるかも、と思いながら見ていたのですが、何と何と右中間への同点の一発!!
ホント、こんなことってあるんですね・・・
藤岡選手、レギュラーシーズンの本塁打はたった1本。
ヒーローインタビューでは「繋いでいっても相手も投手を代えてくるので、一発を狙っていた」と言ってましたが、存外本音かもしれません。
点差が1、2点ではなかったので、かえって開き直って強いスイングが出来たのかもしれませんね。

打たれた津森投手は涙目で呆然とした表情でした。そりゃそうですね。
結果的にシーズン最後となったゲームで、あまりにもショックが大きい被ホームランでしたが、まだ若い投手、(しばらくは無理だと思いますが)これもいい経験と思って、来季はしっかり立ち直ってほしいですね。

そして代わったルーキーの大津投手、何とか二死までこぎつけますが、熱狂状態の球場と一体となったマリーンズの勢いは止められませんでした。
岡選手の出塁の後、安田選手が右中間に運びます。際どいタイミングでしたが一走の岡選手は俊足を飛ばして長駆ホームイン、劇的すぎるサヨナラ劇でファイナルステージ進出を決めました。
CS解説の里崎氏「(点が入らなかった)9回までは何だったんだ」と言ってましたが、野球は筋書きのないドラマという昔から言われていることをあらためて思い起こさせる展開でしたね。

もちろんこの展開を呼び込んだのは、先発小島投手をはじめ、粘り強い投球で9回まで無失点に抑えた投手陣です。
また、6回表の一死二塁からの近藤選手の右前打をダッシュよく捕って絶妙のバックホームで先制を許さなかった荻野選手のプレーも効きました。

でも、一番大きかったのは最後まで諦めずに大声援を送り続けたマリサポたちの力ですね。
私はマリーンズの千葉移転以来のファンですが、こんなに満員御礼が何度もあったシーズンは初めてです。
あれだけの応援に背中を押されれば、選手たちも簡単に諦めるわけにはいきませんよね(笑)

さぁ、そして明後日からは大阪でのファイナルステージが待っています。

もう失うものはないマリーンズ、結果はともかく来季につながる内容の良いゲームをしてきてほしいですね。
正直、戦力的に充実しきっているバファローズを倒すのは、限りなく厳しいと思っています。
しかも、こちらは1stステージで主だった先発投手を使ってしまって、ただでさえ離脱者がいるなか、苦しいローテにならざるを得ません。
相手は初戦に山本投手を立ててくるでしょうから、かなりの奇跡が起きて、初戦を取らない限りはバファローズの圧倒的優位は崩れないと見ています。
何とか2勝ぐらいして意地を見せてくれれば、私としては満足かな?
何か、15.5ゲームも離された相手に勝ってしまって、棚ぼた的に日本シリーズに行っちゃうのもいかがなものか、とも思いますしね。

もちろん、だからといってあっさり負けてほしいと思っているわけではありません。
マリーンズらしく、不利ではあっても食らいつくしぶとい戦いぶりを発揮してほしい、それが来季に繋がってくると思います。

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