【E8-1M】カイケルの自滅を招いたもの

カイケル投手、どうしちゃったんでしょうね?
初回・2回は三者凡退での上々スタート。
今日もきっちりゲームを作ってくれそうでしたが、3回・4回にまさかの大乱調。
3回はまだマトモでした。
伊藤選手の二塁打から小深田選手のバントを田村捕手が悪送球、先制を許した後に犠飛で追加点を与えました。
でも、普通の?取られ方で特におかしな感じはしませんでした。

問題は4回、味方はポランコ選手のソロで1点差にしますが、その裏、先頭の浅村選手にレフト前ヒットを飛ばされると、安田選手の当たりは一二塁間のコースヒット。
ソト選手のミットの僅か先をかすめるようにライト前に抜けていきました。
もし捕れていればゲッツーもあり得ただけに、運もなかったですね。

ただ、この後はとにかくボール先行になり、満塁にされて2つの押し出しなどで打者一巡の攻撃を許してしまいます。
一挙4点で6-1、試合を決められましたね。
制球力が売りの投手のはずが、思うようにボールを操れず、際どいボール判定へのイラつき具合も画面から充分伝わりました(笑)
まぁ、自滅といっていいと思います。

今のマリーンズ打線に5点ビハインドを撥ね返す力があるはずもありません(笑)
イーグルス先発の藤井投手、結構甘い球もありましたが、カイケル投手とは対照的にストライク先行で余裕を持って投げてましたね。
マリーンズ打線はソトとポランコさえ気を付ければ、充分リードを守っていける、ビッグイニングなど作られるはずもない、とわかっているようでした。

結局、MLBでサイヤング賞を取った百戦錬磨のはずのカイケル投手が制球を乱して自滅したのも、裏返せば同じ理由。
「2、3点取られても打線が取り返してくれる」とは思えずに、逆に1点でも追加点を与えたら終わりとばかりに、際どいコースばかりを狙ってボール先行となり、判定への不満を露わにしながら仕方なく真ん中付近に投げて痛打されるという、悪循環の見本のようになってしまいました。
でも、気持ちはわかります。
ホントにポランコ・ソトの一発でしか点が入りませんものね。

里崎氏の持論「投手を育てるのは打線」を思い起こさせます。
今のマリーンズはまったく逆になっていますけどね。
カイケル投手に限ったことではありませんが、打線の援護が期待できないから、ピンチになれば打たれまいとの気持ちばかりが先走り、また投手コーチがやたらとマウンドまで来るものだから、ピンチ感が余計に高まって追い詰められた状態での投球になっているように思えます。

イーグルスの安田選手や伊藤選手のような、勝負強くてチームに勢いを与えられる若手打者の出現を期待したいんですけどね・・・
藤原選手は健闘していますし、抜擢組の「ダイナマイト」山本選手にもヒットが出ましたが、まだ勝負強いという感じではありません。
でも、このあたりの人たちには、恐れずフルスイングを続けてほしい。
打者が強いスイングを見せることで投手に勇気を与えることもあると思います。
今のマリーンズは、投手も打者も恐る恐る野球をやっているように見えますが、今日の負けで4位に転落して残り10試合。
守るものもなくなったわけだし、開き直ってアグレッシブな来季に繋がるプレーを期待したいです。

2日おいて土曜からはようやくホームに戻ってのライオンズ戦。
今の状態を比べれば、むしろマリーンズがチャレンジャーです。
変に順位は気にせずに、とにかく積極的な野球をしてほしいです。
3位とのゲーム差はまだゼロですから、当然消化ゲームではありませんが、吉井監督もだからといって中途半端なベテラン偏重のスタメンはやめてほしいです。
とにかく勢いがない今、内野だったら(マリーンズの)安田・友杉・小川、外野なら藤原・山本といった人達が、沈滞ムードを一掃するような積極プレーで打線を繋げてくれることに一縷の望みを託した方が、ファンとしてはまだ納得できます。

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