マリーンズ種市投手、ジャイアンツ山崎投手の見応えある投手戦。
昨今は80球を超えたあたりでヤレヤレ交代といった投手が多いのですが、種市8回1失点128球、山崎9回1失点113球。
何か80年代あたりのエース対決を見ているようでした。
私にとっては、山崎投手は普段見る機会のない投手ですが、素晴らしい内容でした。
ストレートのスピード、変化球の制球力、そして緩急の使い方の全てを備えている投手ですね。
そして気迫も充分、相手より先にマウンドを降りてなるものか、とばかりの攻める気持ちが伝わってきました。
一方の種市投手も、すっかりストレートの力が甦って間違いなく今季一番の出来。
マリーンズは3回に藤原選手の一発、ジャイアンツは5回に吉川選手がやはり一発で1-1。
ただ両投手、ここから互いの意地の張り合い?に一歩も引きませんでした。
結果的には両チームにあった二死満塁が明暗を分けましたね。
8回表、ジャイアンツは一死から門脇選手が絶妙なセーフティバントを決めて出塁。
二死後、オコエ選手と泉口選手が連続四球で塁を埋めます。
種市投手、さすがにアップアップ気味でしたが、吉井監督「今日は種市と心中」といったところでしょうか?
ここでの交代はありませんでしたね。
打者は4番のキャベッジ選手、スライダーかフォークかわかりませんが甘い変化球を打ち損なってくれて平凡なセンターフライ。
ついつい力が入ったのですかね、マリーンズとしては助かりました。
そしてマリーンズ、延長10回裏。
ジャイアンツの投手は大勢投手、先頭の大斗選手が目の覚めるような当たりをレフト前に飛ばし、丸選手の取り損ないを誘って二塁へ。
続く愛斗選手の送りバントを、ファーストの増田選手がフィルダースチョイス。
藤岡選手は敬遠で無死満塁。
もう、願ってもない大大チャンスに、マリーンズは代打攻勢ですが、大勢投手もさすがです。
角中選手を三振、岡選手を投ゴロで二死までこぎつけました。
個人的には、7番に入っていた安田選手のところでは、代打ではなくそのまま打たせてほしかったですかね。
確かにここ3試合当たりは止まっていますが、元々はサヨナラ男。
外野フライだったら充分いけてたのではないか・・??・・と。
まぁ、それはさておき二死満塁で打席は高部選手。
彼も当たりが出ていませんから、ダメか?またフン詰まり攻撃か?と思わせましたが、カウント1-2から内角を抉る変化球が膝に当たって、死球押し出しでサヨナラ!!
最後は運にも恵まれて、マリーンズがまさかの?交流戦連勝です。
サブロー効果ですかね?
特に種市投手の立ち直りがはっきり形になったのは大きいですね。
明日の小島投手が好投すれば、小島・種市・ボスの三本柱が確立しそうです。
ただ、今日のゲームは勝ち負けよりも両先発投手に大アッパレです。
球数制限などお構いなしに、二人とも勝つまで投げてやると言わんばかりでしたね。
久しぶりに本物の投手戦を見せてもらいました。

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