ちょっと微妙な引き分けでしたね。
マリーンズとしては、2点先制していたわけですから当然勝ち切りたかったけど、延長に入ってからはピンチの連続、救援陣が何とか抑えて引き分けに持ち込んだとも言えると思います。
2-1のリードから追いつかれた8回、一死一三塁から長谷川選手のフライはレフトのファウルゾーンに飛びます。
レフトの西川選手がこれを捕って、三走の(ライオンズの)西川選手がタッチアップのホームインで同点でした。
このプレー、捕らずにファウルにすべきだったか?
そうすれば勝てていたという方もいらっしゃるかもしれませんが、私は捕って正解だったと思ってます。
解説の立川氏が、セットアッパーの鈴木投手の今日の投球を「球にキレがない」と評していましたが、確かにそんな感じでした。
制球も甘かったですしね・・・
あそこでファウルにしていても、逆転打を浴びていた可能性も高かったのではないかな?
いただけないのは、鈴木投手がホームベースのカバーに入りながら、あからさまに「何で捕るんだ」と言わんばかりの不満気な表情を見せていたこと。
三走が逆転の走者ならともかく、ホームインされても同点。
西川選手がそこまで考えていたのかはわかりませんが、今日の鈴木投手の投球内容からして、とにかくアウトカウントを増やすのが優先、という判断は決して間違っていなかったと思います。
そもそも、一三塁のピンチを招いたのは鈴木投手自身ですから、ちょっとあの態度はどーよ?
と思っちゃいました。
あと、先発の田中投手、6回90球被安打3の1失点。
立派にゲームを作ったのですが、もう1回投げてほしかったかな。
まぁ、彼自身というより吉井監督の判断なのでしょうが、まだまだいけそうでしたし、投げ抹消でたっぷり間隔を空けての登板でしたからねぇ・・・
「まだ育成期間だから無理はさせない」ということなのでしょうが、中11日空けて100球未満の6回でヤレヤレご苦労さん、というのがスタンダードになってしまうのもどうかと思います。
以前にも書かせていただきましたが、後に大エースになってMLBでも実績を残した松坂氏、ダル投手、田中まー君は皆10代の頃からバンバン投げていましたから・・・
もちろん中3日で投げろとは言いませんが、過保護にして身体がそれに慣れてしまうのが心配ではあります。
彼には、近い将来(早ければ来年)エースとしてリーグどころか日本を代表する投手になってほしいですからね。
吉井監督はもちろんプロとしての経験則があるでしょうし「素人が何を言うか!!」と怒られそうではありますが・・・(笑)
ともあれ、10回の小野投手、11・12回を回跨ぎの高野投手は、いずれも先頭打者の出塁を許して3回ともスコアリングポジションにいかれながら、よくゼロで凌いでくれました。
特に小野投手、負けているゲームでは凄いストレートを投げるのに、同点とか勝っている時とか、プレッシャーのかかるところでは、ストライクが入らずバタついてばかりの印象が強い投手です。
今日も先頭を四球で、あぁ、やっぱり小野病か?・・・と思わせながら、その後粘りましたね。
一死ニ三塁にされて絶体絶命でしたが、落ち着いて空振り三振とセカンドゴロで無失点でした。
このあたり、彼の成長と思いたいです。
元々ストレートもスライダーも持っているボールは一級品。
メンタルが安定して、彼が勝ちパに入ってくれるようなら、救援陣の層も大分厚くなります。
また、いつも縁の下で頑張ってくれている高野投手もアッパレでした。
12回、二死二三塁からフォークの連投でネビン選手を空振り三振に討ち取って負けをなくしたのはお見事でしたね。
(なぜ申告敬遠でなかったのは謎ではありましたが・・・??)
まぁ、いろいろ書きましたが、終盤のピンチを粘り切って負けなかったのだから良しですかね?
明日のライオンズは、中6日で今井投手かと思いましたが、與座投手の先発です。
相手もゆとりローテかな?
與座投手も好投手ですが、さすがに今井投手よりは組みし易いと思います。
こちらは種市投手。
今季はイマイチの内容が続く彼ですが、打線が早めに援護してあげれば、スタミナはある投手ですから長い回を投げてくれるでしょう。
というか、今日は救援陣を使い切った感じですからその可能性にすがるしかありません・・・(笑)

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