【横浜市長杯2025】国際武道大VS松本大

久々の大学野球観戦。
秋晴れの中、神宮大会の出場権を賭けた横浜市長杯争奪戦を見てきました。
今秋季の千葉県大学野球リーグからは、優勝の国際武道大と2位の千葉経済大が参加し、関東5連盟10校の中から2校の出場権を争うトーナメントにチャレンジです。
この大会は毎年この時期、横浜スタジアムを舞台に行われているのですが、大体平日開催でなかなか観にいくことが出来なかったのですが、今年は日曜の昨日に開幕、始球式は東海大OB
の原辰徳さんが務められたそうです。

そして大会2日目の今日、国際武道大は初戦で関甲新学生野球連盟2位の松本大と対戦です。
その松本大、長野県にある学校で野球部の創部が2002年、一部昇格を果たしたのが2020年だそうですから、まだ歴史の浅いチームですね。
とはいっても、岩手の富士大をはじめとして、昨今は首都圏・関西圏以外のチームでも全国大会で上位に進出することは珍しくありませんので、油断大敵であることは間違いありません。

先発は武道大が山口投手、松本大は小鷹投手です。
山口投手は右、小鷹投手は左の本格派同士の投げ合いでゲームはスタート。

武道大は2回、2四球と1死球で満塁のチャンス。
トップの田代選手がライトへ二塁打で2点、さらに相手のパスボールで1点を追加して、幸先よく3点を先制します。

武道大、山口投手(撮り方がヘタクソでした。投球フォームが下部にきちゃってほとんどスタンドの動画になっちゃいました、ゴメンナサイ・・・)

その後は山口投手が好投して武道大は優位に試合を進めます。
山口投手、145K前後の速球を軸にゲーム中盤までは危なげない内容でした。
ただ、松本大も3回から登板の宮坂投手が好投して、点差を広げなかったのが後々効いてきます。

松本大、宮坂投手

このまま武道大が押し切りそうな流れでしたが、やっぱり野球はわかりません。
6回表、松本大はトップの倉方選手のセンター前ヒットからチャンスを掴み、四球もあって二死一二塁。
ここで5番の小森選手がまさかまさかのホームランを右中間スタンドに叩き込んで一気に同点。
二死まで取っていただけに山口投手としては痛恨でした。

同点3ランの松本大、小森選手

それでも武道大、8回裏には先頭が四球で出塁。
次打者のバントを宮坂投手がセカンドへ悪送球。
無死一三塁の願ってもないチャンスです。
ここで一死から関選手がボテボテのセカンドゴロで勝ち越し点をゲット。
苦戦しながらもゲームは決まったかに見えました。

ただ山口投手、8回あたりから球が上ずりだした感じはありました。
9回表はやはり先頭に四球、次打者バントで一死二塁。
渾身の力で岡本選手を三振に仕留めて、あと一人までこぎつけます。
8番赤石選手は打ち取ったようにも見えた当たりでしたが、ショートとレフトの間に落とされて二走がホームインしてまさかの同点。
力投を続けていた山口投手でしたが、ちょっと力尽きた感じでしたかね?
9番の佐々木選手に死球を与えて一死一二塁にされてしまいます。
武道大の投手事情が良くわからないので何とも言えませんが、代え時ではあったと思います。
結局トップの倉方選手にも痛打を浴びて逆転を許しようやく交代。
しかし、代わった松井投手も初球を捉えられて立川選手にライト線への二塁打を許し2点差・・・

武道大に油断があったとは思いませんが、松本大恐るべし。
土壇場の見事な連続攻撃でした。
その裏、武道大も1点を返して追いすがるも、最後は宮坂投手の前に斎藤選手がライトフライに倒れてゲームセット。
武道大としてはまさかの?初戦敗退となってしまいました。
結局山口投手は146球も投げていましたから、ちょっと引っ張りすぎでしたかね?

千葉経済大も昨日創価大に敗れていますから、千葉県勢の神宮大会出場の可能性は早くもなくなってしまいました。

最終スコア

ただ、間違いなく好ゲームではありました。
勝った松本大がナイスゲームをしたということでしょう。

武道大で印象に残ったのはサードの石渡選手、攻守交代でベンチに帰る時に、いつもマウンドに立ち寄って、丁寧にマウンド板に付いた土を落として綺麗にしてからベンチに向かっていました。
相手の投手を思いやる素晴らしいマナーだと思います。

攻守交代時にマウンドを綺麗にしている石渡選手

ゲーム結果は残念でしたが、武道大もまた好チームでした。
そして松本大には、今後の健闘を期待です。
初の全国大会出場が見えてきましたね、頑張ってください!!

武道大ナインのスタンドへの挨拶
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