前稿の市原での高校野球を見終わった後、時間があったので隣接する袖ケ浦市で行われている女子野球クラブ選手権を見てきました。
その様子もご紹介したいと思います。
会場は袖ケ浦市営球場、両翼98M、中堅122Mはゼットエーボールパークと同じサイズですが、人工芝のゼットエーと違って、内野土、外野天然芝の昔ながらの野球場です。
私が観戦したのはマドンナ松山対ハマンジの対戦でした。マドンナ松山さんは公式HPがあったので、四国のチームであることや、これまでの戦績がわかったのですが、ハマンジさんはその名称がどういう意味なのか?とかどこにあるチームなのか?などまったくわかりませんでした。
ゲーム展開は、ハマンジが初回にエラーがらみで1点先制、中盤にマドンナ松山が追いつき、6回裏に5番を打つ松本捕手のタイムリー2塁打で勝ち越した松山が森藤投手の力投で最終7回表(女子野球は7回制)を0に抑えてそのまま逃げ切ったというものでした。
森藤投手は、上下動の少ない安定したフォームから、いかにも重そうな速球が低めに集まってくる好投手です。また、タイムリーの松本捕手もライオンズの山川選手のような構えから、迫力あるスイングをしていました。
今日はバッテリーの活躍で快勝しましたね。
女子野球は、プロリーグの誕生以来、注目される機会も増えましたが、パワーの面ではどうしても男子に劣りますから、外野の守備位置もだいぶ前ですし(今日のゲームでもライトゴロが一本ありました)送球のスピードや走力では男子に比ぶべくもありません。
ただ、内野手のグラブ捌きやフィールディングは、両チームともしっかりしていましたし、2-1というロースコアが示しているように、決してエラーが多い大味な展開にはなっていないので、観戦しても充分楽しめる内容だったと思います。
また、試合終了後は両チームが揃ってバックネット裏のスタンドに挨拶していましたが、男子野球では見ることのない光景です。女子野球では当たり前なのでしょうか?
それはともかく、(ハマンジさんはどこのチームかわからなかったので何とも言えませんが)マドンナ松山の皆さんは、千葉の地方球場まで、わざわざご足労でした。せっかくの全国大会ですから、東京か大阪のそれなりの球場でプレーしたいところでしょうが、徐々に女子野球の地位が向上していけば、そういうこともあるかもしれませんね。
大会はあと2日間あるそうですので、優勝目指してのご健闘をお祈りいたします。