監督手形はいかがなものか?

カープの丸選手のFA交渉解禁から約一週間、今日はカープが残留交渉をしたとのこと。
ただ、まだ本人は態度を決めかねているようですね。

マリーンズも4年総額20億円の大型契約を用意して、何としても獲得すべく陰に日向にいろいろ画策しているようです。
ただ、それでも金額面ではジャイアンツに及ばないようですが・・・

そんな中、何とも気になるのは彼に将来の監督含みの条件提示をしているとの報道です。
井口現監督がメジャーから日本に戻ってきたときにもそんな話があり、実際マリーンズの監督になっていますから、「二匹目のドジョウ」を狙おうということでしょうか?

ただ、これはいかがなものでしょうね?

現時点で球団幹部や井口監督は、丸選手が監督としての適性があるかなど、判断できるのでしょうか?
彼はまだ30歳にも満たないプレーヤー、素晴らしい選手であることは間違いありませんが、よく言われるように、身体能力に優れたプレーヤーが指導力や統率力を求められるマネージャー(監督)としてはまったく不向きであることは珍しくありません。
丸選手が指導者に不向きだと言っているのではなく、これまでカープ一筋、マリーンズとは接点がなかった選手の指導者としての適性など、現フロントや首脳陣がわかるはずがないと私は思います。

彼のプレーヤーとしての価値が、4年20億であると判断しているなら、それはそれでOKだと思います。
ただ、監督にするしないとごっちゃにしてしまうのは、どうにもおかしいですね。

そもそも、彼が監督になりたいと思っているのかもわかりませんが、なるとしても10年程度先の話でしょう。
変な約束をして、将来禍根を残すのではないかと不安になりますね。

マリーンズとしては、彼の故郷の球団として、今までにない大盤振る舞いをして、場合によっては井口監督の背番号6も譲る用意がある。それで充分じゃないですかね?
それでも潤沢な資金のあるジャイアンツに行きたいとか、愛着のあるカープに残りたいとかが、彼の最終決断であれば、それはもう仕方ないですよ。

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