【M3-11T】藤川とレイビンのストレート

マリーンズ、交流戦初戦は何とも内容の悪い大敗となってしまいました。
先発の涌井投手も確かに好調そうには見えませんでしたが、序盤に記録に表れない守備の乱れが出たのが何気に響いた気がします。

初回の糸井選手の右前タイムリーも、一塁の大地選手のすぐ脇を抜けた打球、捕って捕れない球ではありませんでしたし、2回にもゲッツー取り損ね後の二死から左翼の菅野選手の本塁悪送球で追加点献上・・・
一度は追いついたとはいえ、最後まで流れの悪さを引きずってしまったゲームだったと思います。

タイガースサイドからすると、4-3の7回に登板した藤川投手が素晴らしい切れ味のストレートでマリーンズ打線を抑え込み、8回の糸井の2ランに繋げたのが大きかったですね。
チバテレ解説の立川氏は「全盛期に比べればストレートの威力は落ちている」とコメントされていましたが、いやいや、まだまだ速いですよ。
それも躍動感のあるフォームから、思い切り腕を振って、リリースポイントをギリギリまで我慢して、しっかり指にかかった球筋ですからねぇ。
私のような素人でも、スピードガンの表示以上に打者の体感速度は早く感じられるであろうことは容易にわかります。
もう彼も38歳、全力投球型のリリーバーは往々にして選手寿命が短いことが多いのですが、節制を怠っていないのでしょうね。頭が下がります。

対して、9回に登板して5点取られたマリーンズのレイビン投手、来日2度目の登板となりましたが、スピードガン表示は155K前後、充分速いのですが、リリースが早くボールが高目に浮きがちで、いわゆる棒球といった感じです。
制球力もなさそうですから、今後競った場面での登板は厳しいのではないですかね?

あと、大腸ガンの闘病から復帰していきなり二塁打を放って見せたタイガースの原口選手、おめでとうございます!!
昨今、ガンは治る病気とはいえ、普通の生活を送るということではなく、プロの一軍の舞台に復帰したわけですから、並大抵の努力ではなかったと思います。
こちらにも頭が下がりますね。

今日はタイガースのいいところばかり見せられたゲームでした。
明日、明後日はセリーグ相手には初登板となる岩下、種市両投手の先発となるでしょう。
若い二人には、藤川投手に負けない質の良いストレートで、押し込んでいく投球をタイガースのファンに見せつけてほしいと願ってます。

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