【夏の高校野球千葉大会2019】習志野高VS成田高

7月10日に開幕した高校野球千葉大会、早いものでもう終盤。
昨日でベスト8が出揃いましたね。
習志野、木更津総合といった本命どころが順調に勝ち進む一方、春季関東大会ベスト4の専大松戸、昨年春夏連続甲子園の中央学院が早々に敗れる波乱もありました。
また、県北部屈指の進学校の市川は昨日名門銚子商を下して、まさかの?ベスト8進出です。
そして今日、マリンの第一試合は習志野と成田の対戦となりました。

やはり名門同士の対決とあって、月曜午前のゲームにも関わらず、一階内野席はほぼ満席の盛況ぶりです。
そして、期待に違わず試合内容も白熱の展開となりました。

習志野先発はセンバツで大活躍したエースの飯塚投手、センバツでは救援中心の使われ方でしたが、習志野小林監督、今日は彼と心中といったところでしょうか?

一方の成田もエース左腕の杉田投手を立ててきます。
杉田投手、ストレートの球速は130K前後ですが、ゆったり目のモーションからしっかり腕を振り、大きなカーブを効果的に使うなかなかの好投手です。
成田はOBの唐川投手の影響でしょうか?モーションでしっかりタメを作って、緩急で勝負するタイプの投手が多いですね。

ゲームは2回に3番角田選手のタイムリー三塁打で先制した習志野が小刻みに加点し、5回終了時点で3-0でリードします。

飯塚投手は最速147Kのストレートを軸に、相変わらず低め中心のナイスピッチでなかなか成田打線につけ入る隙を与えません。

力投の飯塚投手

習志野は、やや暴走気味の本塁突入が2度タッチアウトになる場面もありましたが、堅い守備は相変わらずで、ゲーム運びの上手さを見せつけます。

このまま習志野が押し切るかと思われた後半ですが、6回に1番中村選手の三塁打で成田が1点を返すと、7回には4番山本選手が左中間に運ぶ見事なアーチを放ち1点差に詰め寄ります。

ホームランの山本選手を迎える成田ベンチ
沸きかえる成田応援席

ここからは選手達だけでなく、両校応援団も声量MAXの必死の応援ぶりでした。
習志野自慢のブラスバンドの美爆音が響き渡りますが、久々の甲子園を目指す成田も一歩も引かず、スタンドの盛り上がりは最高潮です。

習志野応援団
成田応援団

そして8回、習志野らしからぬ守備の乱れからチャンスを掴みかけた成田でしたが、三塁走者がオーバーランで無念のタッチアウト。
後はギアを上げた飯塚投手にかわされ、1点が届かず2010年以来の甲子園出場はなりませんでした。

スコアボード

習志野、難敵に苦しみながらもさすがの試合巧者ぶりを発揮してベスト4進出です。
飯塚投手は、センバツの時よりさらに球速が増している感じですね。
明後日の準決勝は、3期連続甲子園の木更津総合との対戦。
今日と同じく力の入る大一番になりそうです。

成田はエースの杉田君、4番の山本君とも三年生なだけに、是が非でも勝ちたかったでしょうが、惜しかったですね。
ただ、今日の試合は今のところ、今大会随一の好勝負であったと言えると思います。
特に杉田投手、いい投げ方をしていますので、まだまだ伸びしろがありそうです。ぜひ次のステージでも野球を続けてほしいですね。

習志野ナインの校歌斉唱
成田ナインの挨拶

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