【高校野球秋季関東大会2019】習志野VS前橋育英

来春センバツ出場を争う秋季大会。今年は群馬県に関東各県の強豪校が集まり、昨日19日から開催されています。
千葉県大会優勝の習志野は、昨日、上毛新聞敷島球場での第2試合で、地元群馬の前橋育英との対戦となりました。

敷島球場は収容人員数が約2万人。群馬県のメインスタジアムとして、5月にはライオンズ-マリーンズ戦も行われました。
両翼99.1M、中堅122Mですから、地方球場としてはかなり広い部類ですね。
また、NPBの常打ち球場のように、一塁側、三塁側にファウルエリアにせり出すフィールドシートがあり、スタンドの清潔感も感じる良い球場だと思います。

ただ、地方球場の常と言ってしまえばそうなのですが、やはりアクセスは不便です。
前橋駅からバスで20分程度なのですが、そのバスが1時間に1本あるかないか、地元の方達は大半が車で来場されていたようですが、私は千葉の自宅から約3時間かけてようやく到着。結局13:00の試合開始には間に合いませんでした。
せめて高校野球の開催時には臨時のシャトルバスを出してほしいですね。

さて、それはともかくゲームの方ですが、結果は恐らく皆さんご存知の通り、習志野が7-3で前橋育英を下し、初戦突破を果たしています。

スコアボード

前半は投手戦になりましたが、7回に4番桜井選手の2点タイムリー二塁打などで勝ち越した習志野が、一気に4点をあげて突き放し、先発の山内投手が12安打を浴びながら粘って完投。リードを守り切ったという展開でした。
山内投手、桜井選手、それに3安打1死球で得点にからんだ3番の角田選手といった、春夏の甲子園組の活躍が目立ちました。

完投の山内投手
ゲームセット、ホームに駆け寄る習志野ナイン

ただ、点差ほど楽なゲームという感じでもありませんでしたね。
終盤はピンチの連続で、投手交代か?と思われたのですが、次戦以降を考えてか?小林監督は山内君を完投させました。
その次戦、準々決勝の対戦相手は東海大相模、先だって行われた第1試合で山梨の駿台甲府を14-2、コールドゲームで粉砕しています。
さすがに今度は山内君の完投というのは厳しいのではないでしょうか?
地力という点では、相手有利のような気もしますが、とにかく習志野が得意とするロースコアの接戦に持ち込めるか?が全てだと思います。
継投のタイミングがカギを握りそうですね。

関東大会の4強は、ほぼセンバツ当確ですので、両校にとって大一番となります。
もう一つの千葉の代表校、拓大紅陵は今日、埼玉の花咲徳栄に1-11の大敗。千葉勢2校出場の望みは絶たれていますから、習志野には何とか3期連続の甲子園出場を果たしてほしい!!
ジンクスめいた話をさせていただければ、センバツ出場を勝ち取った昨年の山梨大会でも、初戦は群馬のチーム(桐生第一)を下し、準々決勝では東海大系列のチーム(東海大甲府)に勝っていますから、今年も同じパターンなのが好材料と思いたいです(笑)
間違いなく厳しいゲームになると思いますが、習志野らしい試合巧者ぶりをいかんなく発揮してほしいですね。

この日も「美爆音」を響かせた習志野ブラスバンド。私は応援団の下のフィールドシートで観戦していましたが、グラウンドの選手達より、振り返って応援風景を撮影している人の方がずっと多かったです
前橋育英応援席。地元だというのに男子生徒の声援のみで、華やかな習志野と比べて、何だか気の毒な感じでした。

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