【千葉大学野球秋季入替戦2019】千葉商科大VS清和大

先日の2つの大型台風に続き、昨日の大雨。千葉県内では多くの被害があったようです。
幸いにも私の自宅近くは、特に日常生活に支障が出るような被害はなかったのですが、被災者の方には心からお見舞い申し上げたいと思います。
そんな中ではありますが、新習志野駅からほど近い千葉工大茜浜グラウンドでは、千葉大学野球秋季入替戦の初戦が行われています。

対戦カードは昨秋、今春に続きまたしても千葉商科大清和大の組み合わせです。
ただ、今春の入替戦では商大が清和大を下して1部昇格を果たしていますから、昨年とは逆に商大が1部残留、清和大が昇格を賭けての戦いとなります。

両校とも、来季こそは1部リーグで好成績を残し「入替戦の常連」からの脱却を図りたいでしょうが、まず今日からのゲームで勝ち越さないことには話にならない、といったところですね。

清和大門間、商大今井、両投手の先発で始まったゲームは、2回に7番末吉捕手のライトフェンスを襲うタイムリー三塁打で清和大が先制しますが、前半は両先発投手の好投が続く投手戦となります。

特に門間投手、昨年の入替戦でも彼を見させていただいていますが、その時の印象は「大きなカーブが特徴の制球に優れた技巧派投手」というものでした。
今年はストレートが大分速くなりましたね。
145K前後は出ていたのではないでしょうか?
投球フォームも昨年よりやや腕を上げて投げ下ろすような感じになっていると思います。
もう立派な本格派投手ですね。

清和大門間投手
先制タイムリーの清和大末吉選手

一方の今井投手ですが、こちらは右のサイドハンド投手。縦横に曲がる変化球を軸に、丹念にコーナーを突く、なかなかまとまっている投手という印象です。

商大今井投手

そしてゲームは中盤に動きます。
6回の二三塁のチャンスから、途中出場で4番DHに入っていた背番号3の右打者(スミマセン、場内アナウンスで名前を聞いたのですが失念してしまいました)が右前に落とすタイムリーで清和大が2点追加。

結局、門間投手が商大の反撃を9回の1点のみにとどめ、まず清和大が先勝、1部昇格に王手をかけています。

商大は度重なるミスが悔やまれる試合になってしまいました。
末吉選手の先制打も、確かに捉えた当たりではありましたが、ライトは打球に追いついてグラブに当てていましたし、攻撃では牽制死や暴走気味の二塁タッチアウトもありました。
6回に許した追加点もバント処理のフィルダースチョイスが絡みましたし、何とも消化不良の初戦となりましたね。

スコアボード

明日は気を取り直してタイに持ち込めるか?
四回生にとっては最後のゲームになるかもしれない試合。両チームが力を出し尽くすようなゲーム展開を望みたいものです。

快勝に意気上がる笑顔の清和大ナイン

また、ゲーム展開以外に気になることが2つ。
確か4回の清和大の攻撃だったはずですが、先発で4番DHに入っていた梅津選手(梅木選手だったかもしれません。アナウンスが良く聞こえませんでした。背番号41の左打ちの選手です)がセカンドゴロを打った際、足首を捻ったか何かしたのでしょうか?バッターボックスに倒れ込んで動けなくなる場面がありました。主審の方が清和大ベンチに「タンカお願いします」と声をかけていましたが、しばらく放置状態の後、5人ぐらい選手が出てきて、彼を抱きかかえてベンチ裏に運んでいました。
彼のケガが大事に至らないことを祈るのはもちろんですが、タンカの準備がなかったとすれば言語道断です。
仮にも公式戦が行われているグラウンド、責任の所在が連盟にあるのか、グラウンド所有者の千葉工大にあるのかはわかりませんが、もっとも大切な選手の健康に関わることですから、そのあたりはしっかりしてほしいですね。

もう1つは(まぁ、上記のことに比べればどうでもいいことのようですが・・・)商大のユニフォーム。グレーが基調になっているのは昨年までと変わらないのですが、新たに腕の裏から脇腹にかけて、黒く太い線が入ってしまいました。
昨年までのものは、かつてのボストン・レッドソックス風というか、慶大風というか、シンプルでカッコイイ私の好きなユニだっただけに残念です。
好みの問題と言われてしまえばそれまでですが、野球のユニフォームは変に装飾を施すより、オーソドックスでシンプルなスタイルの方が強そうに見えると思ってます・・・

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