【夏の高校野球2020】地方大会まで中止とは

注目の高野連運営委員会、やはりというべきか、第102回全国高校野球選手権大会の中止が決まりました。
甲子園の中止は私も予想していたのですが、意外だったのは予選の地方大会まで取りやめになったこと。残念です・・・

これで今年の3年生の野球部員は、もう公式戦を戦うことはできません。
こんな終わり方があるんですかね?

確かに県間を飛び越えて全国の代表が一同に集まってしまう甲子園大会の実施は、今の流れで難しいのはわかります。
しかし、首都圏、関西圏、北海道を除いた地域では緊急事態宣言が解除され、継続中の地域もおそらく今月中には解除されるでしょう。
新型コロナ感染者数も、自粛効果か気温が上がってきたせいなのかはわかりませんが、その数を減らし続けています。

高校球児としての最後の想い出づくりに、各チーム県内移動だけで済む県大会は無観客でも良いのでやってあげてほしかった。
朝日新聞社長は会見で「およそ3800校が参加し、全国およそ250の球場で開催する地方大会での感染リスクを完全に抑えることは極めて難しい」と語っていたようですが、何事もノーリスクというのはありえないわけで、それを言えば宣言解除地域で、自粛していた店舗が再開した場合も「感染リスクが完全に抑えられている」わけではないと思います。

もちろん、感染を防ぐための最大限の努力は必要で、再開したドイツのブンデスリーガのように、試合会場入場時の検温や、ベンチでのマスク着用などの対策は当然だと思います。

高野連には、何とかそういう対策を打ちながら最後まで開催の可能性を摸索してほしかった。
「他が中止しているのに高校野球だけ特別か?」という同調圧力に負けたのだとしたら、球児たちが気の毒すぎますね・・・

ちなみに、中止となったインターハイ競技の中には、時期をずらして地方大会の開催を目論んでいる競技もあるようですし、剣道などは12月に沖縄で全国大会の実施も検討されているとのことです。
サッカーやラグビーは正月の全国大会がありますし、他の競技も座して諦めているわけでもないんですよね・・・

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