2020千葉球界5大ニュース

コロナに翻弄された2020年も年の瀬。
野球界に限ったことではありませんが、本当に我々が経験したことのない未曾有の一年になってしまいました。
医療関係者の方々をはじめとして、感染の危険を承知しながら、インフラや流通といったライフラインの維持に携わった方々には感謝の念に堪えません。

ただ、本来であれば10大ニュースとするところ、今年は多くのアマチュア大会が中止となり、県内総ゲーム数としては例年の半分にもならないのでしょうか?
あまり〇〇大会の中止といった話題ばかりをニュースの中に入れるのもどうかと思いますので、今年に限っては5大ニュースとさせていただきます。
あくまで私見であることは、ご理解ください。

1.マリーンズ、4年ぶりにCS進出

井口政権3年目、千葉ロッテマリーンズ、今シーズンは2位に食い込む健闘を見せ、4年ぶりにCS進出を果しました。
得失点差ではマイナスだったわけですから、勝つべくして勝ったというわけでもありませんでしたが、移籍の美馬をはじめとした先発投手陣がしっかりとゲームを作り、益田を中心とした救援陣がしぶとい投球を見せました。
投手陣の奮闘ぶりに比べると、打線は今イチ感はありましたが、安田・藤原をはじめとした期待の若手に着実な成長が見られました。
パリーグは優勝のホークスだけでなく、ライオンズもイーグルスも強い。
来年、そうそう楽に勝たせてくれるとは思えませんが、安田・藤原のレギュラー定着と今季不振だった中村らの奮起による打線の底上げには期待です。

2.木更津総合、県独自大会優勝

夏の選手権が中止となった高校野球。
インターハイが中止となったなか、同調圧力でしょうか?今年の3年生は甲子園を目指すことはできませんでした。
それでも、やはり中止となっていたセンバツ大会の出場予定校には交流戦として甲子園の舞台が用意され、さらに各県での独自大会も行われて、3年生達に最後のゲームの機会が与えられました。
高野連としては、ギリギリのところだったと思いますが、関係者のご尽力には率直に感謝ですね。
そして千葉県大会、昨年春夏連続甲子園の習志野が、地域予選で姿を消す波乱もありましたが、決勝は木更津総合と専大松戸の対戦。
木総篠木、専松西村、両者の息詰まる投手戦となりました。
結果は2-1で木総の勝利となりましたが、無観客とは思えない熱のこもった素晴らしい一戦でした。
木総の篠木投手、糸を引くような惚れ惚れするストレートの持ち主です。
プロ志望届は出さずに法政大に進学するとのことですが、昨年の習志野のエース、早稲田大に進んだ飯塚君との投げ合いが楽しみです。

3.ハナマウイ、初の都市対抗出場

主だったアマチュアの全国大会では、唯一行われた社会人の都市対抗野球。
冨里市のハナマウイ、創部以来初めて都市対抗本戦に出場、東京ドームの舞台に立ちました。
ハナマウイとは聞きなれない名前ですが、介護関係の会社だそうで、選手は全員デイサービスの職員だそうです。
コロナ禍のなか、練習もままならなかったのではないでしょうか?
本戦では初戦敗退でしたが、南関東大会では、強豪かずさマジックを撃破しての.第3代表ゲット。見事な戦いぶりでした。

4.マリーンズ、コロナ禍で大量離脱

9月まではホークスと優勝争いをしていたマリーンズ。
10月6日、球団は選手、スタッフ計11人がコロナウィルスに感染していたと発表。
濃厚接触者とされた選手も含め、多くの選手が一軍登録を抹消され、(それだけが原因ではないにせよ)急失速を招いてしまいました。
感染自体は仕方がないにせよ、球団の発表の内容はマズかったですね。
最初は一人も宿舎の外に出ていないようなことを言っていながら、後になって実は札幌で何人かが居酒屋で飲食していたなんてね・・・
それも週刊誌にスッパ抜かれて後追いの発表ですから、隠蔽していたと言われても仕方ないです。
何も犯罪ではないのだから、最初から正直に言ってほしかったな・・・
フロント幹部には猛省を促したいですね。

5.千葉大学野球秋季リーグ、優勝は中央学院大

大学野球も春のリーグ戦は中止。
秋も日本一を争う神宮大会は中止となってしまいました。
秋のリーグ戦はかろうじで行われ、千葉大学野球では我孫子の中央学院大が優勝。
7勝3敗で並んだ国際武道大をプレーオフで下した劇的な優勝だったようですね。
武道大とともに出場した横浜市長杯争奪戦では、ともに初戦敗退だったようですが、リーグ戦が行われただけでも4年生にとっては、想い出になったかもしれません。

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