ゲームの9割方、ドラゴンズに支配されていたような展開でしたが、土壇場9回、ワンチャンスを生かして同点。
勝ちに等しいとは言いませんが、大きな引き分けでした。
角中選手、追い込まれてからのノーステップ打法で中前同点打、さすがですね。
同点ホームインの中村選手、暴走のようにも見えましたが、コリジョンルールに救われました。
それとも確信犯でわざと捕手の足元めがけて突っ込んだかな?
:ケガにならなくて何よりでした。
それにしても相手の小笠原投手、素晴らしい出来でした。
左腕からのストレートは角度があるうえに威力充分、大きなカーブやチェンジアップを織り交ぜて6回無失点。
ちょっと手も足も出ない感じでしたね。
今季は3勝をあげているそうですが、セリーグの最多勝争いに入ってくるんじゃないかな?
対するマリーンズ先発の岩下。
毎回のようにスコアリングポジションに走者を許しながら、粘りまくって6回2失点でまとめました。彼らしいメンタルの強さが発揮されましたね。
同点ゲームの影の功労者でした。
あと、面白かったのが解説の宇野勝さん。
バントとか右打ちがお嫌いのようで?2回の無死一塁からの木下選手の打席だったかな?
「ゲッツーにならないように、一二塁間を狙うなんて、そんなに上手くいくわけない」と断定口調でバッサリでしたし、誰が見ても押っ付けて上手く打ったように見えた3回の福田選手の先制タイムリーも「ヒットに文句を言うわけではないが」と言いつつ、思い切ってフルスングしていないのが不満そうでしたね?
80年代の恐竜打線の一角として、フルスイングで一時代を築いた宇野さんらしいといえばらしいのですが、広岡達郎さんあたりが聞いたら青筋立てて怒りそうです(笑)
でもあの人、もうすっかり名古屋の人ですね。
ドラゴンズ愛がほとばしる解説ぶりでした。
元々銚子商のOBでしたし、現役晩年は千葉に移転したばかりのマリーンズでプレーされていたのですが・・・
千葉県出身者の歴代ベストナインを選ぶとすれば、ショートはこの人か同じ銚子出身(市銚子OB)の石毛さんになるでしょう。
県民としては少し寂しいですが、千葉より名古屋で過ごした年月の方が長く、若手時代から全盛期をドラゴンズの主力選手だったのだから仕方ないですね。
ただ、イーグルスから移籍した山下選手が代打で登場した場面「この選手は北海道出身だけれど、高校は千葉の習志野」と聞かれもしないのに言ってくれていました。
高校3年間、甲子園を争い鎬を削ったライバル校のことは忘れまじ、といったところでしょうか?
少し嬉しかったですね。
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