序盤から制球難の相手先発、榊原投手を攻めたて小刻みに得点。
こちらの二木投手は、解説の星野伸之さんが「脱力投法」と評していましたが、ストレートも変化球も低めに集め、無駄なランナーを出さずにテンポの良い投球。
4回表時点で0-5のリード、楽勝展開かと思いきや・・・
ラオウ杉本にやられましたねぇ
4回にソロ、6回にツーラン、1本目は甘いストレートを左中間3階席への特大アーチ、2本目は外角の難しい変化球を上手くバットに乗せてバックスクリーンに運ばれました。
何だかバファローズ戦を見るたびに、彼に一発を浴びている気がします。
今季17本中10本がマリーンズ戦だそうですから、それもむべなるかなですね・・・
彼、ラオウというニックネーム、北斗の拳の悪役キャラからきているそうです。
ホームランを打ってベンチに帰った時の右手の拳を突きあげるポーズ、そっくりです。
最初は日清のカップ麺と何の関係が?と思ってました(笑)
それにしても、30歳での大覚醒ですね。
大学、社会人を経由しての6年目、昨年までレギュラーはおろか一軍定着すら果たせなかった選手です。
ドラフト時の順位も10位。
わからないものですねぇ、今年はまずオールスターの出場はほぼ確実、ホームラン王も充分射程圏内です。
私は打撃の専門家ではないので、彼の何が良くなったかはよくわからないのですが、彼のような例を見ると、故野村克也さんの言葉を思い出します。
「一人の選手に簡単にダメ出しするのがいかに危険にことか」
どちらかと言うと投手に向けた言葉だったのですが、打者も同じですね。
バファローズもまさかあれだけ大化けするとは思っていなかったでしょうが、辛抱して起用し続けた球団の勝利でもあるかもしれません。
ただマリーンズ、そのラオウの2アーチの後、7回に同点に追いつかれてからはよく踏ん張りました。
特に2番手のハーマン投手が崩れて、同点なお一死一二塁でマウンドに上がった東妻投手。
暴投でランナーをニ三塁に進めながら、宗選手をファーストゴロ、吉田選手をセカンドゴロに打ち取って絶体絶命のピンチを凌ぎました。
去年までのように、力任せにストレートを投げてストライクが入らずバタつく感じは見せませんでした。
もともとポテンシャルは高い投手、彼の覚醒にも期待です。
まぁ、5点差を追いつかれたわけですから気分は良くありませんが(笑)、ズルズル逆転されなかっただけでも良しとするかな?
明日の相手は苦手の田嶋投手ですから、旗色は悪そうですが、こちらの鈴木投手も前回の内容は良かったです。
彼独特の内懐に食い込む威力充分のストレートで、ラオウのバットをへし折るような投球を見たいですね。
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