【Bu1-0M】佐藤奨真、大好投も・・・

最後は後味悪い終わり方でしたね・・・
1点ビハインドの9回表、二死一二塁で打者エチェバリア、フルカウントから平野投手のストレート。確かに際どい球でした。
私も一瞬「ボールだ、満塁だ」と思ったのですが、福家球審の判定はストライク、ゲームセットです。
エチェ選手が激高気味に球審に何か言うと、井口監督も加勢するように両手を広げながら抗議に向かいました。何を言ったのかはわかりませんが、侮辱的な発言とのことでゲームセット後に退場・・・

このカード、それも京セラドームでの審判とのトラブルといえば、否が応でも先月の佐々木朗希と白井球審の「詰め寄り騒動」を思い返してしまいますが、またしてもストライク・ボールの判定でのトラブルとは・・・
それも今度は監督が退場です。

ただ結果は結果、今日マリーンズが勝てなかったのは2度あった決定的なチャンスに一押しが出来なかったからで、別に福家球審のせいではありません。
最初は3回、無死からエチェバリア二塁打、柿沼送りバントでの一死三塁。
次打者高部は捉えた当たりでしたが、惜しくもサードライナー、飛び出していたエチェが戻れずゲッツー。
次は8回、代打福田秀平のライト線二塁打から一死一三塁のチャンスを作るも、佐藤都志也が二ゴロでまたもゲッツー・・・

さすが山本投手、ピンチでの集中力は研ぎ澄まされています。
マリーンズは運にも見放されたかな?

プロ初先発の佐藤奨真投手、初回は相手一二番の連打でいきなり先制を許し、どうなることかと思わせましたが、落ち着いた投球で6回を投げ、失点はその1点のみ。
ゲームを作るどころか、予想外の?大好投でした。
打たれたヒットも初回の2本だけ、球速100K程度のカーブを効果的に使いながら、緩急自在に相手に的を絞らせませんでしたね。
ストレートの球速は140Kに届きませんが、彼のような左腕投手の場合、モーションを工夫して球の出どころを見えづらくしたり、変化球との球速差で打者を幻惑することで一流投手になっていくことも充分あり得ると思います。
星野伸之さんや、現在はBCリーグの成瀬善久投手、ホークスの和田毅投手らの系譜に続いてほしいものです。
バファローズどころか、球界のエースの山本投手を向こうにまわして、一歩も譲らないプロ初先発としては大合格のナイスピッチでした。

さて、話を最後の抗議に戻します。
結論から言えば、ストライク・ボールの判定は何を言っても覆らないのだから、するだけ無駄だと思いますし、井口監督が審判の判定は最終とする野球規則の精神を踏みにじる行為(侮辱的な発言)をしたならば、何らかの処分も致し方ないと思います。

審判がストライクと言えばストライク、ボールと言えばボール、野球は元々そういうスポーツです。
よく審判の技量がどうとか言う人もいますが、日本の審判のジャッジテクニックはMLBの審判をも上回るというのも、よく言われる話ですし、そもそも審判の判定を受け入れることでスポーツは成り立ちます。
エチェ選手は確信を持って見逃したのでしょうから、興奮状態であっても責められませんが、冷静になるべき監督が一緒になって暴言?というのはいかがなものでしょう?

たまたま一塁塁審は白井さんだったので、それをネタに面白おかしく話を膨らませるメディアが出てきそうですね。
ただ、私は「審判の判定が最終」とする野球ルールを支持する派ですので、たとえマリーンズファンであっても今回の井口監督に味方する気には到底なれません・・・

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