【千葉大学野球2022秋季】敬愛大VS城西国際大

各地で行われている大学野球の秋季リーグも終盤戦。
千葉大学野球リーグも今週末が最終節です。
今年はこれまで東京ドームの大学選手権1回戦(千葉経済大VS近大工学部)のみの観戦となっていますしたので、最終節のリーグ戦を見に行くことにしました。
カードは敬愛大VS城西国際大です。

本当は今秋季の優勝を争った国際武道大VS東京情報大を見たかったのですが、会場の長生の森球場、茂原駅から1時間に数本のバスで約20分、最寄りのバス停(郡界橋)からさらに徒歩で15分程度、アクセスの悪さでは県内屈指?の球場です。
その分、周囲は緑に溢れ、ピクニック気分で行ける球場でもあるのですが・・・

球場周辺の山林と田園風景

そんなことで、午前9時開始の第1試合(武道大VS情報大)は現地到着がチト厳しいかなと・・・
結局第2試合の敬愛大VS城国大の観戦と相成った次第です。

両チームとも今秋季の戦績は思わしくなく、昨日まで、敬愛大は勝ち点2の5勝6敗、城国大は同じく5勝6敗で勝ち点は1、という状況です。
両チームとも最下位の可能性があり、それなりに緊迫感のある状況ではありますね。

ただ、ゲームは初回から明暗が分かれてしまいます。
先発は敬愛大松崎、城国大佐藤、両投手とも右の本格派でストレートの球速は140K前後、似たタイプなのですが、佐藤投手が三者凡退の立ち上がりだったのに対し、松崎投手、平凡なキャッチャーフライのまさかの落球などもあり、いきなり一死満塁のピンチ。
ここで5番松本選手の犠飛、6番岩井選手、7番早川選手に連続タイムリーを許し、いきなり3点を失います。
3人ともキッチリ捉えた当たりで、相手が力んでストレート中心の投球になっているのを見透かしていた感じでした。

城国大、先制のホームイン
センター深くへ先制犠飛の松本選手

2回からは松崎投手、緩急を使い始めてやや立ち直った感がありましたが、ゲームは4回からまた動きます。
4回裏、9番佐々木選手の中前打で1点追加の城国大。さらに5回、投手を代えた敬愛大に襲いかかります。
結果的にはこの投手交代、敬愛大にとっては大失敗でした。
左腕の佐藤投手から右サイドハンドの荒野投手に繋いだのですが、特に荒野投手、やや腕を押し出すような投げ方で、球速は120K前後、勢いづいた城国大打線の格好の餌食になってしまいました。
満塁からの8番、稲葉選手の走者一掃の右中間タイムリーなどで4点、完全に一方的な展開になってしまいます。

それにしても城国大打線、ここまで全打点を5番以降の選手があげており、下位打線の活躍が目立つゲームになりました。
6回にも1点を追加して9-0とした城国大、7回は佐藤投手に代わった左腕の田中投手が敬愛大を三者凡退に抑え、規定によりコールドゲームで試合終了です。

6回まで零封の城国大佐藤投手
最終戦を勝利で飾り、笑顔の城国大ナイン
スコアボード(7回表は0点です)

敬愛大は勝ち点2の5勝7敗、城国大は同じく勝ち点2の6勝6敗でリーグ戦を終了
この時点で敬愛大には最下位の可能性がありましたが、幸運にも?第3試合で春季優勝の千葉経済大が中央学院大に敗れ、勝ち点は同じ2ながらも4勝8敗で1部最下位→入替戦が決定。
助かりましたね?

コールド負けに意気消沈の敬愛大ナイン

混戦リーグとはいえ、春優勝のチームが秋最下位で2部落ちの危機とは・・・わからないものです。
そして先立って行われた第1試合では、武道大が情報大を延長で下し現時点で勝ち点3で8勝4敗、僅かながら優勝の可能性を残していた中学大(勝ち点3、7勝5敗で秋季終了)を振り切って優勝を決めました。
神宮大会予選を兼ねた横浜市長杯には2位まで出場できますが、武道大と中学大の進出が決まりましたね。

思えば去年の秋、優勝の中学大は横浜市長杯をトップで勝ち上がり、勢いを駆って神宮大会を制覇。
千葉リーグ初の秋の大学日本一の座につきました。
今季はプロアマとも、千葉のチームはちょっとパッとしない戦績です。
関東5連盟10チーム中、神宮大会出場枠はたった2つ、なかなか厳しい戦いではありますが、シーズン最後、武道大・中学大両校ナインの健闘を期待です。

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