いやまぁ、よく勝ちました。
序盤からマリーンズ西野、ライオンズ平良、ともに不安定な投球、思わぬ点の取り合いになりましたね。
西野投手は得意の角度ある速球が低めに決まらず、平良投手は腕が横振りになってボールが真ん中付近に集まってきていました。
ただ、二人ともかろうじでゲームを作って6回を投げて4失点ずつ。後を救援投手に託します。
マリーンズサイドからするとピンチの連続、8回はペルドモ投手が登板しますが一死満塁。
ヒヤヒヤどころではない場面でしたが、何とか岸選手をショートゴロゲッツーに打ち取って無失点で切り抜けます。
そして9回表、このゲームの帰趨を決める場面がやってきました。
マウンドにはクローザーの益田投手。
水曜の北海道のゲームでは、9回三者三振で70試合登板を飾りました。
しかし今日は、先頭の源田選手のヒットを皮切りに、バント、四球、暴投で一死二三塁のピンチを作り打席の鈴木選手にはボールが続きます。
驚きました。ここで吉井監督がマウンドに向かって投手交代、初めて見ました。
クローザーは多少のピンチは作ってもその回を投げ切るのは当たり前、しかも一人の打者の途中で交代させるとは・・・
とんでもない場面を任されてしまった坂本投手、しかし踏ん張りました。
カウント2-0からボールを出せない場面で真っ向勝負(っていうか、ストレートでストライクを取りに行くしかなかったってとこでしょうね)で三振。
さらに外崎選手には、早めにカウントを追い込んでハーフスイングの三振。
これ以上ないような凄いナイスピッチリリーフでした!!
吉井監督、もうパターンには拘っていられないとばかりに、思い切った投手リレーを決断しましたが、今日は奏功しましたね。
最後は延長10回、一死一二塁から好調角中選手に代打の石川選手がサヨナラタイムリー!!
ここでも吉井監督の決断がピタリはまりました。
角中選手は相手が左腕(佐藤投手)だから打てない、という打者ではありませんが、好調の石川選手に賭けたというところでしょうか?
吉井監督の紋切型のパターンを破る執念が何とか当たったゲームでした。
もう、パターンどうこう言うより、どんな形でも勝たなきゃ、という時期ですからね。
今日は残念ながら?CSを争うホークスとイーグルスはともに勝ってしまいました。
ただ、マリーンズが「絶対にあきらめない」とばかりに苦しすぎる接戦のゲームを取ったのは、このうえなく大きいと思います。
残りのひと試合ひと試合、とにかく勝つための最善策だけを考えて、何とかCSに滑り込んでほしいものです。
日本一になれとは言いません、ただ、これからレギュラーシーズン終了まで、ホークス・イーグルスとつば競り合いを演じるのは、チームにとって計り知れない財産になると思います。
諦めるのはいつでもできる、それを一試合でも先に延ばせるよう、クローザーのイニング途中の交代でも、四番打者のバント(ポランコ選手にはないか?)も何でもありだと思います。
とにかく、パターンを破っても勝ってほしい!!
残り7試合、目先だけを見つめて、格好よくなくていいから、とにかく勝ってくれ!!
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