昨日の圧勝の勢いそのままに、今日でファイナル進出を決めたかったマリーンズですが、相手も必死、そうそう上手くいかないですね。
先発の西野投手、3回3失点、角度のあるボールを低めにコントロールするのが身上の投手ですが、今日は速球、変化球ともボールが浮き加減で、初回には近藤選手、3回には柳田選手と中村選手にタイムリーを浴びます。
もっとも警戒すべき左打者トリオに狙いすまされた一撃を食らいました。
ただこの後、4回から救援陣は無失点リレーでした。
東妻－鈴木－中森－澤村と繋ぎましたが、特に3番手の鈴木投手、走者を出しながらも威力あるストレートを低めに決めて2回2/3を零封、ドラ1で期待されて入団し、3年目を迎えた彼、自滅癖は影を潜めて、強気に攻める投球が目を引きます。
来季は先発、救援どちらで起用されるかわかりませんが、大いに期待できる内容でしたね。
彼らの踏ん張りに打線が応えてほしかったゲームでしたが、ホークスの先発有原投手から、初回のポランコ選手の犠飛の1点のみで6回まで投げられ、為す術なくズルズル回を重ねてしまいました。
彼にはファイターズ時代からやられっぱなしの印象しかありませんが、今日もまた的を絞れずにいいように翻弄されていましたね。
ポランコの後ろを打つ安田選手、山口選手がともに4タコ。
打線が分断されてチャンスがあっても繋がりませんでした。
まぁ、一流の投手には違いありませんから仕方ないかな?
ポジ思考でいけば、明日も谷保さんのアナウンスが聴ける、ということではあります。
そして明日がいよいよ最後になるのではないでしょうか。
日本シリーズの千葉開催の可能性がないわけではありませんが、マリーンズにしてもホークスにしても、優勝のバファローズから１５．５ゲーム差も離されています。
私はCS反対論者ではありませんが、今年に関してはパリーグ代表はバファローズでなければおかしいと思ってますし、マリーンズには明日勝ってもらってファイナルステージで大阪に乗り込んだうえで、2勝ぐらいしてもらって意地を見せてもらえれば充分かな?と・・・
ただマリーンズナイン、スタンドの大声援に応え、谷保さんの花道を飾るべく、明日だけは負けるわけにはいきません。
先発はこちらが小島、相手は和田。
早稲田の先輩後輩、似たタイプの左腕投手のマッチアップです。
小島投手は中5日、前回先発のイーグルス戦も負けられない一戦でしたから、メンタル面での疲労も残っているかと思いますが、シーズン最後の登板だと思って飛ばしていってほしいですね。
昨日・今日と同じく早めの継投で繋いでくると思いますが、好調の救援陣が何とか最小失点で凌いでくれると思います。
左腕相手ですから、今日は出番のなかった岡選手・石川選手がスタメンに名を連ねると思いますが、打線は二人がキーマンになる予感がします。
勢いこんで力みかえると百戦錬磨の和田投手の術中にはまる気がします。
負けられないゲームほど冷静に、慌ててリードしようとするより、競り合いの苦しいゲームを勝ち切る覚悟を持って、一発を狙うより、地味に走者を進めながらジワジワと点を取っていく試合運びを期待です。
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