今季仙台での最終戦は、イーグルスに花を持たせるような負け方になってしまいました。
延長12回裏、球団史上2000号を小郷選手に右中間に叩き込まれてサヨナラ負け。
今季不振とはいえ、もともと一発のある打者ですからね。
廣畑投手、別に油断はしていないでしょうが、いかにも甘いストレートがいっちゃいました。
ただまぁ、それ以前に前半で4点リードしていたわけですから、すんなり勝ち切らなきゃいけないゲームだったと思います。
初回に高部選手がエラーで出塁、西川選手四球の後、ソト選手タイムリー。
4回表はソト選手、大斗選手の連打で無死二三塁。
これも決して俊足ではない一走ソト選手が、外野守備のスキをついて好走。
山口選手のショートゴロで1点追加、さらに上田選手がライト線に落として0-3。
さらに友杉選手がタイムリーで4点目。
ハワード投手をKOです。
この流れで、マリーンズ先発の河村投手も彼らしいノラリクラリでイニングを食っていましたから、当たり前にフツーに勝たなきゃダメなんですけど・・・(笑)
河村投手は4回裏に2点返されましたが、5回終了時で2点リード。
ホントはここで代えたかったのでしょうが、勝ちパの高野投手や横山投手に繋げる救援投手がいないということなのでしょう。
6回も続投となりますが、フランコ選手を打ち取った後、浅村選手にレフト前ヒット、大地選手に四球となったところで中村投手にスイッチ。
打者は左の武藤選手でしたが、ライトの頭を越される当たりながら、二走の浅村選手のスタートの悪さに助けられ、大斗-小川の中継プレーが決まってホームタッチアウト。
ゲームを決めるようなビッグプレーだったのですが・・・
二死二三塁で、投手は澤田投手、打者は石原選手。
ここが痛恨でした。
石原選手が変化球を三遊間に運んで2点タイムリーで同点。
相手のミス絡みで先制し、こちらは守備のビッグプレーがあったのだから、普通は流れが良くなってそのまま押し切れる展開になるはずだったんですが・・・
イーグルスはハワード投手を早めに見切って、救援陣のリレーに持ち込んだのが奏功しました。
救援投手の力量差を見せつけられてしまいましたね。
何しろ4回途中から則本-鈴木-西垣-西口-藤平-津留崎と繋がれ、延長11回まで一人のランナーも出せなかったですからね。
マリーンズは高野投手にイニング跨ぎをお願いするしかない状況でしたが、彼は7・8回を無失点に抑えてくれました。
頭が下がります・・・
ただ、余裕を持って抑えているイーグルスの投手達と違って、マリーンズは毎回のようにピンチを作り、相手の拙攻に助けられながら、どうにか12回までたどり着いた感じでしたからね。
特に11回裏に澤村投手をマウンドに送らざるを得なくなった時には、私もほとんど諦めてました(笑)
相変わらずのボール先行で2四球を出しますが、黒川選手が際どいコースに手を出してくれて6-4-3のゲッツー。
寧ろ運はマリーンズ側にあったような気もするゲームでもあったのですが・・・
そして12回表、マリーンズは4人続けて代打を送って勝負を賭けますが、一死一二塁から小川選手に代わった藤岡選手が痛恨すぎるショートゴロゲッツー。
イーグルス解説の野口氏「考えようによっては、俊足の小川より藤岡の方がゲッツーを取りやすい」とコメントしていましたが、その通りになってしまいましたね。
その裏に上述の小郷選手の一発でゲームセットとなりますが、やっぱり救援投手の差がモロに出ちゃったと言うしかないと思います。
競り合いになったら、何とか先発投手に7回まで踏ん張ってもらって、8回高野-9回横山の繋ぎでいくしか勝ち筋がない感じですから。
でも、その展開が期待できる先発投手は小島投手と種市投手ぐらいですからね。
他の先発の場合は、打線がよっぽどの大量援護をしなきゃならないというのも厳しすぎです。
来季に向けた補強ポイントは1にも2にも救援投手、接戦が取れなければ絶対順位はあがらないですから・・・

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4-1の時点では、まさかこのような結末が待ち構えて居ようとは夢にも思いませんでした。
悔しいです。
リリーフの再整備は生え抜きの奮起にも勿論期待したいところではありますし、ドラフトでの即戦力補強にも期待したいですが、やはりトレードが重要になってくるように思いますね。
多少の出血は覚悟の上での積極的なトレード戦略を期待します。
コメントありがとうございます。
益田投手の年齢的な衰えがはっきりしつつあったのに、手をこまねいていたことが今の惨状になっていますかね?
ゲレーロ投手を補強したとはいっても、彼の制球難はシーズン当初から危ぶまれていましたしね。
高野投手の獅子奮迅がなかったらもっとヒドいことになっていたと思うとゾッとしますね。