【M1-0L】胸熱のヒーローインタビュー

マリーンズ、昨日に続いて完封勝利!!
9回表は無死満塁で絶体絶命でしたが、横山-植田のバッテリーが気力と執念で踏ん張りました。
先頭の滝澤選手にストレートを狙われてセンター前に運ばれ、渡部選手とネビン選手はフルカウントから四球、走者の出し方としては最悪でした。
内野も同点OKで前進守備は取りませんでしたし、「今日は短いゲームと思ったけど、やっぱり延長かな?」なんて思ってました。

ただこの後、山村選手は一塁側のファウルフライ、ちょうどファーストとキャッチャーの間に上がりましたが、上田捕手が必死で飛びついて抑えて一死。
セデーニョ選手は、外角低めに変化球を集めてボール球を振らせて三振、さらに代打の平沼選手も低めのボール球に手を出してくれてショートゴロでゲームセット!!

最後はヒヤヒヤの展開でしたが、2回に相手の守備の乱れからあげた虎の子の1点を守り切って連勝。
唐川投手が7回無失点の素晴らしい内容で今季初勝利です!!

唐川投手、ホント、何で今まで二軍にいたんだ?と思わせる圧巻の投球でした。
序盤からストレートで押していきながら、得意のスローカーブを織り交ぜる攻めの投球で、四死球もゼロ。
何というか、ピッチングの教科書に出てきそうな絶妙の緩急の使い方でしたね。

昨日の河村投手やいい時の小島投手もそうなのですが、技巧派投手だからこそ、かえってストレートで打者を押し込めるかが好投できるかどうかのポイントになると思います。
今日の唐川投手は完璧にそれが出来ていました。
また、ストレート中心で強気に攻めた植田捕手のリードもハマりました、抜擢に応えましたね。
緩急が使えて、制球力のある投手なら、150K超えの球速はなくてもナイスピッチが出来ると、あらためて教えられるゲームでしたね。
それはライオンズ先発で1失点完投だった與座投手にも言えますし、見応えのある投手戦だったと言えると思います。

そして、感動ものだったのがヒーローインタビュー。
唐川投手と植田捕手がお立ち台、唐川投手が「植田にいい景色を見せてあげたかった」と言えば、植田捕手は涙ぐみながら「ボクが何かしたのではなく、唐川さんのボールが良かった」と互いを気遣いあって、ファームで苦労をともにしたバッテリーらしかったです。

立場は異なりますが、それぞれプロ人生を賭けた一戦だったのかもしれません。
唐川投手はここ数年の登板数は一桁に留まり、今年は6月のカープ戦でKOされたきり一軍登板はなし。
植田捕手は育成出身のプロ6年目、これまで目立った実績もなくいよいよ崖っぷちだったかもしれません。
二人は今日の活躍で、来季の契約を勝ち取ったといってもいいかもです。

でも植田君、名門慶大出身ですから、育成でプロ野球に入らずともいい就職先はいくらでもありそうですが、野球が好きなんでしょうね。
今日はその心意気が報われる1日となって良かったです。
正直、都志也捕手や寺地捕手を押しのけてレギュラーというのはキツいと思いますが、貴重なバックアップキャッチャーとして居場所を確保できる可能性はあります。
頑張ってほしいですね。

そして唐川投手、まだまだボールが若くカッコイイです。
チバテレの視聴者投稿で「本当にピンストライプが良く似合う」とコメントを送られた方がいらっしゃいましたが、小顔でスタイルのいい彼、ゆったりしたフォームも絵になります。
まだまだやれます。
通算100勝まであと18勝、現在36歳とはいえ、40歳ぐらいまで現役を続ければ充分届きます。
来季はローテの一角に食い込むぐらいの気持ちで、春からシーズン通しての活躍を期待ですね。

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“【M1-0L】胸熱のヒーローインタビュー” への2件の返信

  1. 植田のヒーローインタビューには観ている私まで何だかウルッと来ちゃいました。
    唐川復活!
    そして「江夏の21球」ならぬ「横山の32球」。
    痺れました。
    いつまでも記憶に残り続ける試合だったと思います。

    1. コメントありがとうございます。
      8回を無失点に抑えてくれた廣池投手を含め、皆頑張ってくれました。
      チバテレの黒沢アナ、成田(唐川)が先発して専大松戸(横山)が締めた、と地元局らしい実況でした。
      横山投手はヒヤヒヤでしたから、締めた、と言えるかは微妙ですが(笑)、隠れた名実況だと思います。
      来季は唐川-横山の県内高校OBリレーを沢山見たいものです。

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