マリン、ドーム化??

一度は屋外型に決まったかに思われた新マリンスタジアムですが、千葉市がロッテ球団の要望を受け入れ、ドーム化を検討とのニュースが飛び込んできました。
マリーンズファン、そして千葉市民・県民にとっては大きなニュースです。
まぁ、私は数少ない?屋外型支持派なので複雑な思いなのですが・・・
古臭い考えと言われればそれまでですが、やっぱり自然の中でやるのが野球の醍醐味、空の見えない、芝と土の匂いもしない無機質な空間で行われるスポーツを果たして「野球」と言うのか?と思ってます。

報道によれば、屋根の部分の建設費はロッテ主導で民間からの出資を募るようですが、維持費の方はどうするのでしょうね?
これまで、大阪ドームや札幌ドームといった公営ドームは維持費を税金で賄いきれずに、本拠地球団に何十億もの使用料を課してきました。
それが近鉄バファローズの消滅や北海道日本ハムファイターズの移転に繋がったわけです。

大阪ドームはオリックスに買い取ってもらいましたが、市民球場ではなくなってしまったし、ファイターズが去った札幌ドームは、昨年度黒字になったとはいえ、その要因は「スポーツ振興基金」なる公金が投入された故だそうです。

ただでさえダイナミックに爆上げ中の入場料が、更なる値上げになり、それでも足りずに税金で補填なんてことになったら、千葉市民には納得いかない方も多いんじゃないですかね・・・??
市民球場としての位置づけを失わずに、球団・球場とも黒字運営していくにはドーム球場は無理があるのでは?
電気料金等の空調費負担はこれからますます重くなりそうです。
千葉市とロッテ球団は、そのあたりの勝算はあるのかな?
あるのだったら、特に千葉市は議会等でしっかり説明責任を果たしてほしいですね。

私なんかは、温暖化の影響を危惧するなら、思い切って7・8月をオフにして11月末までシーズンを伸ばした方がいいのではないかと思ってます。
どのみち、日本中の球場をバカ高い電気料を使いながらドームにしていくなんてナンセンスですし、「ドームでなければ野球ができない」となったら野球離れはますます加速しますしね。

個人的な意見をつらつら書いてしまいましたが、ドーム化を求める意見が多いことはわかっていますし、だからこそ千葉市も計画を見直すことにしたのでしょう。
ただ、一度作ってしまったら30年以上は取り壊すことが難しくなる施設です。

くれぐれも結論は急がず、何よりも(野球に興味のない人も含めた)千葉市民ファーストで考えていただきたいものです。
税金食いの不良施設だけど、壊すに壊せない、なんてことにならないように、神谷市長、市議の皆さん、先々を見越した議論をお願いします。

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“マリン、ドーム化??” への2件の返信

  1. 野球は青空の下でやるもので、だからこそ「野」球と日本では名付けられたのでしょうが、今後加速する地球温暖化を考えると夏場とか選手たちにはかなり辛くなることは事実かとも思います。
    熱中症で倒れる選手とか続出するようなこともじゅうぶん考えられますね。
    とはいえ星空や青空を眺めながらの野球の気持ちよさも捨て難い。
    なので出来ることなら開閉式にして欲しいな、と思う私です。
    これなら涼しい時期は開けて、猛暑の日は閉めてクーラー利かせて対応出来ますでしょう。
    勿論そうなると更に経費が…

    1. コメントありがとうございます。
      快適性と経費のバランス、難しいですよね。
      エスコンのように民間企業が作る施設ではなく、マリンは税金使ってる公営球場ですからね・・・
      ただ、私も屋内化が避けられないなら開閉式が望ましいと思っています。
      確かに建設費は一番高くなりそうですが、試合やイベントの無い日でも空調を止められない密閉型に比べると、ランニングコストは安くあがりそうですからね。
      あと、注目しているのが人工芝規制の動き。
      まだ日本では大きく報道されていませんが、人工芝の多くに健康被害を引き起こす物質が含まれているらしく、欧米では規制や禁止の動きが広がりつつあるとのこと。
      新マリンの開業予定は2034年、9年後ですから、その頃には日本でもこの動きが広まっている可能性があります。
      密閉型だと人工芝一択ですが、屋外型もしくは開閉式だと天然芝もしくはハイブリッド芝への切り替えも可能ですからね。

      まぁ、この問題はドーム派、屋外派のいずれが正しいとか間違っているということではなく、それぞれの考えに長所短所があるだけに一筋縄ではいきそうもないですね(笑)
      ただ、本文でも書かせていただいたように、一旦作ったら最低でも30年は使う施設。
      決して結論を急ぐことなく、市側とロッテ側が充分に議論を尽くして、千葉市民・県民には丁寧に説明をしていただきたいと思っております。
      次回の千葉市長選は2029年ですが、この球場問題が争点になっている可能性もありそうですね。

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