戦国千葉の決勝戦、毎年のように大熱戦になりますが、今年も凄かったですね。
千葉最強の専大松戸に拓大紅陵が挑む構図となりましたが、9回表にまさかの?ドラマが待っていました。
まず初回、専松はいきなりトップの石崎選手が二塁打、犠打と犠飛で1点先制。
さすがに甲子園常連らしいソツのなさを見せつけます。
ゲームはこの後、専松門倉、紅陵二宮の両投手が落ち着いた投球を見せて投手戦になります。
門倉投手、センバツの頃と比べると球速が出ていないように見えましたが、完投を意識してか?ペースを抑えめにしていたのですかね?
6回のピンチにはギアを上げて自己最速の146Kを出していましたから、流石にゲームの流れを良く知っているエースならではの投球術を感じさせました。
一方の紅陵の二宮投手も素晴らしかったです。
初回に先制されながらも、制球を乱すことはありませんでした。
球速は130K前後で、それほどの剛腕ということではありませんが、ボールゾーンから低めに落ちてくるスローカーブが絶品でしたね。
緩急を使いながら、門倉君に一歩も譲らない内容で1点ビハインドのまま後半勝負に持ち込みます。
二宮君、何よりフォームが美しく、いかにも「本格派のサウスポー」といった趣きのカッコイイ投手ですね。
1点を追う紅陵、6回にはトップの片岡(大)選手がライトへの三塁打。
何か仕掛けてくるような場面でしたが、紅陵ベンチは強攻を指示。
ここはさすがに門倉投手、三振2つとショートゴロで無失点、1点リードをキープします。
ただ、今日のチバテレ解説を務めていた紅陵OBの立川氏と県高野連副会長の大野氏、揃って「同点狙いで(紅陵が)専松に勝てるイメージが湧かない、強硬策は間違いではない」とのコメントでした。
余談になりますが、ちょっと前まではプロ出身者が高校野球の解説に呼ばれることなどなかったと思いますが、こんなところにもプロアマ一体化の波を感じさせられますね。
立川氏と大野氏も互いにリスペクトしあって、息の合った解説ぶりだったと思います。
同じ野球、プロだアマだというのがおかしかったのでしょうね。
そしてゲームは終盤。
紅陵は7回から同じく左腕の宮沢投手にスイッチ、彼はサイド気味に腕を振ってきて、本格派の二宮投手とはやや違うタイプですが、彼もストライク先行で二宮君に負けない好投ぶり、1点ビハインドを保ったまま9回に突入します。
そして9回表、やはり何かが起こる決勝戦になりました。
先頭はDHから投手になっていた宮沢選手、サードへの内野安打で出塁です。
ここで紅陵坂巻監督、同点狙いの送りバントではなくヒットエンドランで勝負を賭けます。
イチかバチかの監督の決断に選手が応えましたね!!
打席の鈴木選手はベースカバーに入りかけたショートの左をゴロで抜いてお誂え向きのエンドランが成功、無死一三塁として逆転の大チャンス。
一塁側スタンドに「チャンス紅陵♪」が鳴り響き、紅陵は押せ押せです!!
打席は4番の片岡(拓)選手、上手く打ちましたねぇ!!
門倉投手の内角を抉るストレートは甘い球ではありませんでした。
肘を畳んで腰を回して捉えた打球は、何とレフトスタンドへ一直線の3ラン!!
往年の荻野貴司選手のような見事な内角打ちで、土壇場での大逆転で3-1の紅陵リード。
こうなっちゃうと、いかに試合巧者の専松とはいえ、勢いに押されちゃいますね。
9回裏はヒット2本が出るも、最後は石﨑選手がライトフライに倒れてゲームセット!!
拓大紅陵、何と24年ぶりの夏の甲子園です。
県下きっての強豪私学のイメージが強い同校ですが、そんなに長い間出てなかったんですね。
立川さん、解説ですから何とか公平に語ろうとされていましたが、やはり喜びは隠せない様子でした(笑)
おめでとうございます。
そしてあと一歩で春夏連続甲子園を逃した専大松戸。
いつもながらの決勝の光景ではありますが、突っ伏して涙を堪えきれないナインの姿には胸が詰まる思いがします。
今年の決勝戦もまた、名勝負となりました。
最後に打たれたとはいえ、127球完投の門倉投手、エースらしい立派な内容でした。
次のステージでも野球を続けるのだとは思いますが、糧にしていただきたいものですね。
そして拓大紅陵ナイン、見事な優勝でした。
甲子園のスタンドに、本家本元の「チャンス紅陵♪」を響かせることが出来ますね。
伝統の白いユニフォームの躍動を願ってます、頑張ってください!!
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