昨日は嫌な形で勝ちゲームを引き分けた感のあったマリーンズ。
そのままの流れを引きずってしまうことが懸念されましたが、今日は序盤から打線がつながって思わぬ大勝劇となりました。
個人的に大きかったと思うのが初回、好調荻野が中前打で出塁、ここのところ二番にバントさせることが多かったのですが、今日は中村に打たせてきました。
優勝争いだからといって、試合を大事にしすぎてチマチマ先制しても、勝ち切れないゲームが続いていましたからねぇ・・・
結局中村が上手く繋いで一三塁の形をつくり、レアードのシフト破りの右前打で先制。
初回は1点どまりでしたが、打線は3回にもつながって一挙4点、早々と相手先発、山崎投手をKOです。
三遊間の当たりがことごとくコースヒットになる幸運にも恵まれましたが、一発なしの連続攻撃でビッグイニングを作るのは本当に久しぶりです。
好調をキープしている荻野・レアードに加えて、中村が猛打賞、山口・岡にもヒットが出ました。
右打者の活躍が目立ったのは、明日の相手先発も左腕(宮城投手)ということを考えると、心強いですね。
そしてこちらの先発の石川投手、たまに真ん中よりに来るヒヤッとするような球もありましたが、全体的には緩急を使いながら落ち着いた投球ぶりでした。
最後にラオウ杉本に2ランいかれて、2016年以来の完封がならなかったのは残念ですが、球数2ケタに抑えての無四球完投勝利、彼らしい飄々としたナイスピッチでした。
打ち気にはやる相手打線を上手く翻弄していましたね。
彼、肘の手術から復帰後、投球時の右腕の位置が下がったように見えるのですが、かえって制球の安定をもたらしたかな?
さあ、そして明日。
ゲーム差1.5ですが、勝った方にマジック点灯という大一番です。
相手先発は宮城、こちらは佐々木朗希、2年目投手のマッチアップも話題を呼んでますね。
まず宮城投手ですが、今期すでに12勝、新人王はほぼ確定の活躍ぶりです。
しかし、明日に関して言えば充分に攻略の可能性はあると私は思っています。
これは私見ですが、バファローズで(というよりパリーグで)最も打ちづらい左腕投手は田嶋投手ではないでしょうか?
あのサイド気味の位置から右打者の内懐に食い込むクロスファイアは威力充分。「和製ランディ・ジョンソン」とは、これまで何人もの左腕投手に奉られた異名ですが、相応しいと言えるのは私には彼だけに思えます。
その彼とカード初戦で戦って、好投はされましたがマリーンズは負けてはいません。
今日先発の山崎投手も宮城投手も、田嶋投手ほどのえげつないボールは持っていません。
宮城投手について言えば、制球力のあるまとまった投手という印象です。
マリーンズの右打者たちが調子を上げてきていることを思えば、かえって組みし易いのではないでしょうか?
いささか我田引水ですかね・・・?
対する朗希投手、これまで大事に育成されてきた彼。
高校時代も含めて、負けられない大一番に先発するのは初めてではないでしょうか?
まず、今日はゆっくり寝てもらって、間違っても前々回のような当日ドタキャンがないように、心してほしいですね。
明日に関しては、長いイニングを投げようとする必要はないと思います。
今日、救援陣を休ませることが出来ましたし、5回まで飛ばしていって後は先輩達ヨロシクぐらいな心持ちのほうが良いかもしれませんね?
いずれにしても、今季の行方を決めるといっても過言でないゲームになります。
どちらが有利不利というより、勝ちへの執念が試合を決めるのでしょう。
マリーンズナイン、日本中の野球ファンが注目する一戦に臨めることを幸福と感じて、悔いのないように、ただし入れ込みすぎずに落ち着いて戦ってください。
好ゲーム、そして勝利で終わることを千葉から祈ってます。
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