【E5-6M】佐々木朗希、3発浴びながら勝ち投手

岸-佐々木のマッチアップ。
誰もが投手戦を予想したゲームでしたが、往々にして予想が外れるのが野球。
意外な点の取り合いになりましたが、相棒の松川捕手の3点タイムリーで佐々木投手に7勝目が転がり込みました。
内容は本人も納得していないでしょうが、まぁ、勝ちは勝ち。3本のアーチを浴びながら、切れずに粘って6回までゲームを作ったのが報われた形にはなりました。

ただ朗希投手、少し心配ではありますねぇ・・・
春には最速164Kだったストレートも、今日は150K半ば程度。
CS解説の野口さん、イーグルスの打者は佐々木のストレートをちっとも嫌がっていない、と言っていましたが、確かにって感じですね。
ホームランの茂木選手、浅村選手、大地選手はいずれもしっかりと踏み込んで、きっちりタイミングを合わせて捉えた打球を放っていましたからね。
あと、気になるのは初回から肩で息をしているように見受けられたこと。
これまで無理使いされていたというならわかりますが、登板間隔をたっぷり空けて、球数制限も厳格にされて、過保護と言われるぐらいに首脳陣から守られてきた彼ですからね・・・

単なる夏バテなのかな?、フルシーズンを戦うのは今年が初めてだから、コンディション調整のノウハウもあまり持っていないのかもしれませんね。

そんなイマイチの出来だった朗希投手を、今日は打線が助けた形になりました。
初回に先制されるものの、2回には安田選手の一発(ようやく今季3号です)で追いつきました。
安田選手、また構えが少し変わりましたね。
これまで、両腕の伸ばし気味に体から遠い位置にグリップを置いていましたが、やや肘を曲げて、グリップを近くしました。
前の構え、なぜか大阪のバファローズ戦の解説をしている田尾さんは「腕が棒のようで、あれではヤマと違う球種が来たら対応できない。あの構えで3割は絶対ムリ」と酷評していましたが、今日の打席を見たら何と言うか?もちろんリアルタイムでは見ていないと思いますが、次回の京セラでのバファローズ戦、田尾さんの解説が興味深いです。
彼の場合は「構えをコロコロ変えすぎ」と批判も多いのですが、今回は最初の打席で結果が出たというのは大きいかもしれません。
試行錯誤を繰り返しながら、ようやく自身の形が定まりつつある、と思いたいですね。

そして3回には一三塁から中村-荻野のダブルスチールが決まって逆転、中盤に浅村選手の一発などで再逆転されるも、6回には二死満塁から前述の松川捕手の走者一掃のタイムリーツーベースで再々逆転。
その後は唐川-ゲレーローオスナの継投が決まって1点のリードを守りきりました。

松川捕手、初球から迷わずストレートを叩いて右中間真ん中を破る見事な一撃でした。
まだまだ打撃に課題はあるのでしょうが、あの新人離れした決断力は大したものです。
調子の上がらない朗希投手を盛り立てながら、救援陣の持ち味も上手く引き出したリードぶりも含めて今日のMVPは間違いなく彼でした。

私個人は、もう今年の順位は諦めていますが(笑)
それでも負けるのを見るより、勝ってもらった方が気分がいいに決まっています。
明日は田中-ロメロのマッチアップ。
ロメロ投手の「イライラ病?」が出る前に、今日と同じく次代を担う若手打者の活躍で早めの援護点をあげてもらうことを願います。

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