試合自体はナイスゲームでした。
前半は鈴木投手の軟投にかわされて、捉えあぐねていた打線ですが、5回は上手く繋がりましたね。
9番茶谷の四球から荻野-高部の1、2番がしっかり機能して一死二三塁。
中村犠牲フライで追いつくと、山口死球を挟んで井上・安田が連続タイムリー。
チャンスメーカーからポイントゲッターまで、しっかりと役割を果たした内容のある攻撃でした。
続く6回にも4点取って完全にゲームを決めたマリーンズ。
西野-益田-佐藤と繋いだ救援陣も無失点で快勝でした。
そして先発の佐々木朗希、先頭の木村選手にまさかの一発を浴びましたが、全体に落ち着いていましたね。
5回を球数少なく58球にまとめて9勝目をゲット、ナイスピッチと言いたいところではあるのですが・・・
快勝ゲームぐらい、いいことだけ書いとけ?なんて言われそうですが(笑)、あえて書かさせてもらうと、1回ローテを飛ばして中11日もあけた朗希投手、5回たった58球での降板は残念でした。
ローテを飛ばしたときも「疲れが抜けきらない」ということでしたが、彼、プロ3年目の20歳、人生の中で最も元気ハツラツで、疲労回復が早い時ではなかろうか?と思っちゃいますね。
井口監督は「予定通り」と語っていましたから、特にアクシデントというわけではなさそうです。
まだ身体が出来上がっていないので無理はさせない、ということなのでしょうが、長いプロ野球史のなかでも、彼ほど腫れ物に触るように大事に扱われた投手はいないでしょうね。
それだけポテンシャルが凄すぎて、高校時代の監督もマリーンズの首脳陣も「これだけの素質を潰しでもしてしまったら大変」とばかりに恐怖感が先立ってしまったのかもしれません。
ただ今日のゲーム、彼がヒーローインタビューに呼ばれたのは、私は違和感を感じました。
確かにゲームを作って勝利に貢献したことは間違いありませんが、あの内容・球数だったら7回ぐらい投げてヒーローじゃないの?ってとこですね。
今日は2本のタイムリーの井上と通算100盗塁達成の中村の二人だけで良かったのでは?
佐々木君が恐らく目指しているであろうメジャーの先発投手は、中4日のローテで回るのが当たり前。
今のままでは、いくら速いボールを投げられても、それ以前の体力的な問題で疑問符がついてしまいます。
毎試合、序盤から肩で息をしているように見えるのも気になります。
今オフ、しっかりと身体を作って、来季は中6日でフルシーズン回れるか?それが出来れば20勝もチームの優勝も見えてくると思います。
メジャーへ旅立つにしても、ダルやマークンのように、しっかりとチームを優勝に導いてから堂々と行ってほしいものですね。
そう考えると、今季は変に二桁勝たないほうがいいかもしれません。低いレベルで達成感を感じてほしくないですから・・・
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