新監督は吉井さん

いや驚きましたね。
福浦コーチや里崎氏、果ては落合博満氏の名前まで取り沙汰されていたマリーンズの新監督、意外とすんなり決まりました。
昨年まで投手コーチを務めた吉井理人さんです。
私自身、まったく予期していなかった人選ですし、多くのファンの方も同様だったと思いますが、今のところ、ネット上の評判は上々のようです。

生え抜き監督待望派の私としては、少し残念に思う気持ちもありますが、悪い人選ではないかもしれません。
確かに選手としては生え抜きではありませんが、現役最後の1年をマリーンズで過ごし、3年間コーチだったわけですから、OBといってもおかしくない方です。
昨年もピッチングコーディネーターという、よくわからない肩書でチームには在籍していましたから、今のマリーンズナインのことは熟知されている方ですね。

あと、これはまったく個人の思い込みなのですが、投手出身の名監督率は結構高い気がするんですよね。
監督になるのは捕手出身と内野手出身の方が圧倒的に多いのですが、プロ野球創世記の最初の名監督、藤本定義さんをはじめとして、藤田元司さん、星野仙一さんら、人数が少ない割には
投手出身監督は健闘していると思います。
スワローズで連覇を果たした高津監督もしかりですね。

野球というスポーツは投手を除けば全て受け身のポジション。
唯一攻める側でゲームをコントロールできるのが投手ですから、意外とマネジメントには向いているように思います。

それと吉井さん、あらためてWIKIを読むと、その経験の豊富さは凄いですね。
現役時代は日本4球団、メジャー3球団を渡り歩き、投手コーチとしては4期3球団(ファイターズで2期)に在籍し、その間に筑波大大学院でコーチング理論を学ぶという「恐れ入りました」と平伏したくなるような?遍歴を辿っておられます。
元々、速球派の救援投手から技巧派の先発投手にモデルチェンジされた方でもありますし、充分柔軟な思考が出来る方とお見受けします。

そんな吉井監督への期待。
とにかく一年目から優勝を狙ってほしい!!
若い選手が多いからといって「育成の年」などと考えないでいただきたい。
来季は安田6年目、山口・藤原5年目、佐々木朗希4年目、育成というよりもう一軍の主力としてチームを牽引していける年齢です。
彼らを中心に、投手でいえば美馬や石川、野手では荻野といったベテラン勢のコンディショニングが上手くいけば、戦力的には充分トップを狙える布陣だと思います。

福浦コーチへのつなぎなどとは考えずに、最初からご自分の色を思い切り出していただきたいですね。
いい時期にいい人が監督になってくれたと思います。
来季は応援しがいのある1年になることを信じましょう!!

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