【高校野球秋季関東大会2023】専大松戸VS常総学院

昨日に始まった高校野球秋季関東大会。
各県大会の上位高が来春のセンバツ切符を争います。
今年は春夏連続甲子園、木更津総合から千葉最強の座を奪い取った感のある専大松戸。
千葉県大会決勝で中央学院に敗れ、2位での関東大会進出となりました。
初戦の相手は茨城の常総学院、会場は栃木県総合運動公園野球場(以下栃木県営球場)です。

栃木県総合運動公園野球場

爽やかな秋晴れの野球日和、充分日帰り可能な場所なので、現地観戦に出かけてきました。
栃木県営球場、宇都宮駅からバスで約30分の所にあり(東武鉄道西川田駅から徒歩(約15分)でもOKです)交通至便とは言えませんが、広大な運動公園の中にあり2019年に改装されたばかりだそうです。
内野スタンドは地方球場としては珍しく2階建てになっていて、収容人員は15,370人、清潔感があって、観戦しやすい球場です。
フィールドサイズは両翼98M、中堅122M、千葉県野球場と同じサイズですね。
よく独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスの試合が行われているようですが、NPBの公式戦で使用されてもおかしくない立派な球場です。

球場外観、なかなかの威容です
2回建ての内野スタンド、ほぼ満員の盛況でした。

さて、ゲームの方ですが、昨日のゲームなので結果をご存じの方が大半と思います。
専松まさかのコールド負け、8回終了時で2-9の大敗に終わってしまいました。
専松先発は今夏の甲子園でも投げていた梅澤投手、今秋季大会はエースナンバーを背負っての登場です。
私はレフトポール際の席で見ていたので、制球の状態がどうだったのか、細かくはわからないのですが、ボールは高めに上ずっていたかな?
初回にヒット4本を集中され、いきなりの3失点。
うち三遊間を抜けるコースヒットが3本でしたから、ちょっと運もなかったですね。
その裏、専松も二死一二塁から5番水谷選手のタイムリー二塁打で1点を返し、なお二三塁、ここであと一本が出なかったのが響いちゃいました。

専松先発の梅澤投手
水谷選手のタイムリーに沸く専松応援席

常総先発の小林投手、右の本格派で細身の身体ながらバランスの良いフォームで投げ込む好投手です。
ただ、ストレートの球速は140K弱、手も足も出ないという感じでもなかったんですけどね・・・

常総打線は今イチ不安定な梅澤投手から4回に1点、さらに攻撃の手を緩めず代わった八津投手から5回に1点、6回に2点。
それほど長打を浴びているわけではありませんが、コツコツ単打を重ねられてこの段階で1-7。
ほぼゲームを決められます。

常総小林投手

結局専松、終始ゲームを支配され、8回に今日2本目のタイムリーとなった水谷選手の中前打で1点を返すのがやっと。
最終スコアは2-9、8回コールドでゲームセットでした。

スコアボード
大敗に肩を落とす専松ナイン

茨城出身の専松持丸監督、かって率いた常総学院に完敗。
夏の甲子園では土浦日大に敗れていますから、茨城県勢に、また常磐線沿線対決にも連敗になってしまいました。
これでセンバツ出場は絶望、悔しい結果となりましたが、印象としては新チーム、やはりちょっと小粒感がありましたかね。
夏までのチームと比べ、選手達の身体が一回り小さいように見えました。
もちろん、高校生は一冬で大きく変わります。
百戦錬磨の持丸監督のことですから、来年の夏に向けて、イチから鍛え上げて強力チームを仕上げてくるでしょう。
打線の中心は中山選手、夏はショートでしたが、秋からはキャッチャーとして試合に出ています。
大敗ゲームの中でも2安打を放って、水谷選手とともに気を吐きました。
前チームで4番キャプテンだった吉田捕手のように、攻守でチームを牽引していきそうです。
新キャプテンの彼を中心に、来年は専松らしいしぶとい野球を見せてくれること、期待したいと思います。

今秋はキヤッチャーとして出場の中山主将

ちなみに、もう一つの参加チーム。千葉県大会優勝を果たして栃木に乗り込んでいる中央学院。
こちらは今日の試合で、地元の白鷗大足利を10-2のコールドで下して初戦突破とのことです。
センバツ当確ラインといわれるベスト4まであと1勝。
24日の準々決勝決勝では群馬の健大高崎と対戦です。
千葉はここ数年センバツ出場を続けていますから、次戦勝ち切って、何とか途切れさせずに春の甲子園を手繰り寄せてほしいですね。

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