【Bu2-2M】勝ちきれなかったと見るべきか?

よく踏ん張ったのか?微妙な引き分けでした。
投手陣は、先発石川が彼らしく低めに球を集める投球で8回2失点、後を繋いだ救援投手達も走者を出しながら無失点に抑えました。
最終12回裏の2死満塁フルカウントの場面は、さすがにダメかと思いましたが、南投手、よくストライクコースに投げました。
バファローズの吉田選手が力みかえって、打ち損なってくれたのも助かりましたね。

打線は、今シーズンやられっぱなしのアルバース投手を攻略したとは言えないまでも、2点取って石川より早くマウンドから降ろしたのは良かったと思います。
ただ、8回の清田、9回の荻野のバントミスはいただけませんし、速球投手揃いのバファローズ救援陣は今日も崩せなかったですね。

さて、そのバファローズですが、ホークス戦での中村選手の本塁打をめぐる再試合要求、まだやっているのでしょうか?
確かに延長の場面でしたし、結果的にあの一敗がCS進出の可否に影響を及ぼす可能性もないではないので、必死になるのもわからなくはありませんが、少しやりすぎではないですかね?
そもそも公認野球規則9.02(a)には
「 打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレヤー、監督、コーチ、または控えのプレヤーが、その裁定に対して、異議を唱えることは許されない。」とあり、プロ野球チームの監督たる福良さんがそのことをご存じないとは思えないのですが・・・
(まぁ、日本のプロ野球ではこれまでも監督の抗議など日常茶飯事であり、有名無実のルールとも言えなくはありませんが)

バファローズ側は、「リプレー検証の結果、確証が持てない場合は当初の判定を優先」とするアグリーメントを盾にとって、要はファウルかフェアかの問題ではなく、確証が持てないのに判定を変更したのはルールの適用違反だから再試合すべし、という論拠なのですが、確証があるかないかというのは審判員の心の内の問題なので、少々苦しい主張であるように私には思えます。

報道によれば、該当試合終了後、福良監督が審判室に乗り込んで一緒にビデオを見た結果、審判が誤審を認めたということですが、そんな行為が許されてしまうというのも驚きです。
どうして審判がそんなに弱腰なのか?「我々がルールに則りリプレー検証した結果、中村選手の打球は本塁打であると判定した。たとえ貴方が見たビデオではファウルのように見えたとしても、その裁定は最終である」と言えば話はそこまで、という気がするのですが・・・
結局、NPBという組織が審判を守らないからなのですかね?

実際、他のスポーツでも微妙な判定なんてものはいくらでもあります。判定に機械の眼を利用するのも時代の趨勢ですから否定するつもりもありません。
ただ、審判の権威を否定してやりたい放題となれば、スポーツはスポーツとして成立しなくなってしまうと思うのですが・・・

後半部分は、今日の引き分け試合とは別の話になってしまいましたが、私はマリーンズのファンだから福良監督を批判しているわけではなく、もし井口監督が同じ行為(判定結果に不満だから審判室まで直談判)をしたとしても、同じ批判をするつもりです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です