どうなるセンバツ??(その2)

第92回選抜高等学校野球大会、昨日高野連の開催方針が示されました。
皆さん既にご存知のこととは思いますが、以下の方針でまとまったようです。
①開会式等のセレモニーは中止
②試合は無観客試合で行う
③選手、関係者に一人でもコロナウィルス感染者が出た場合は、その時点で大会は中止
④今後の状況を踏まえつつ、3月11日に最終判断を行う

まさしく「苦渋の」と言うべき苦しい判断ですね。
ただ、感染が広がりつつあり、主だったイベントのほとんどが中止や延期になっている現在の国内状況を考えれば、やむを得ないところだったと思います。
11日の最終判断がどうなるか、まだわかりませんが、私自身はまず高野連は妥当な判断をしていると思っています。

ネット上では賛否両論あるようで、どちらかというと否のほうが多いとのこと。
中止すべしという方の主な論拠は
①他の高校スポーツ選抜大会はあらかた中止にしている。野球だけ特別で良いのか?
②新幹線等での移動時、またはホテル、旅館への宿泊時に感染の恐れがある
の2点であるように思われます。

私個人の考えではありますが、まず①に関しては、「野球だけ特別」でも良いと思っています。高校野球は高野連傘下であり、他の高校スポーツ(高体連傘下)とは違うということもありますが、春夏の甲子園大会は他競技の選抜大会、インターハイ以上に日本人の季節感に深く溶け込み、それぞれの地域を巻き込んだ国民的イベントと思うからです。
「甲子園至上主義」の是非については、別の話になってしまうのでここでは触れません。

また②についてですが、この時期新幹線に乗ったり、ホテルに宿泊しているのは何もセンバツに出場する高校生ばかりではありません。
ビジネスマンの方々や個人旅行をされている方もいらっしゃいます。
移動や宿泊に伴う感染の可能性をゼロにするには、全ての公共交通機関をストップさせて、宿泊施設も全て営業停止にするしかないように思いますが???
実際にそんなことは出来ないですよね?
また、高校生が地元でおとなしくしていれば感染リスクはないのか?と言えばそうでもない気もします。いくら休校とは言っても人が集まる機会をゼロにはできませんから・・・

もちろん、移動中はなるべく人混みを避けるとか、宿舎では換気を万全にするとかの配慮は当然必要でしょう。
ただ、昨年秋の厳しい地域予選を経て、一冬の努力を甲子園で披露したいという球児たちの気持ちを考えると、無観客ではあっても、なんとか彼らに甲子園の土を踏んでゲームをしてほしいと思っていますし、なんでもかんでも中止すれば良いというものでもなかろう、という気持ちもあるので、今回の高野連のギリギリの判断については支持したいと思っております。

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